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もしあなたが6日間しか休日がなく、しかも未知なる国を探訪したいというのならヨルダンこそ最適です。たった6日間でもこの国の良さを十分に感じることができるからです。バラ色に輝く巨大遺跡群ペトラは一度は行ってみたい絶景スポットなのです。とはいっても遠い国ヨルダン。ツアー選びは慎重にしたいもの。ここでは最短旅行日数の6日間から8日間までのヨルダン1カ国周遊について失敗しないヨルダンのツアー選び方を案内したいと思います。
ヨルダンへの行き方
日本からは湾岸諸国の国を経由して行くのが一番便利です。エミレーツ航空が成田、羽田、関西からドバイ乗り換えで毎日運行、カタール航空が成田、羽田からドーハ乗り換えで毎日運行しています。所要時間は日本からドバイ、ドーハまでが10~12時間。そこから3時間ほどでヨルダンのアンマンに到着します。乗り換えの各空港での待ち合わせも悪くありません。他にも成田、名古屋からエティハド航空がアブダビ乗り換えで、また、ターキッシュエアラインズが成田からイスタンブール乗り換えで運行しています。
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ヨルダンの気候
年中暑いというイメージがありますが、ヨルダンには四季があります。夏場は6月から9月で日中は30度を超えます。しかし夜間は20度くらいまで下がるので、熱帯夜ということはありません。ヨルダンらしい季節なので悪くありません。3月から5月はそれほど暑くなく旅行シーズンと言えるでしょう。意外かもしれませんが、冬場は雪が降ることもあります。1年を通して乾燥しています。また砂漠エリアは1日の気温の変化が激しいので注意してください。
面積 | 8万9000平方km2(日本の面積の4分の1) |
人口 | 648万人 |
民族 | アラブ人 |
宗教 | イスラム教スンニ派92%、他にキリスト教やイスラム教の他の宗派も |
言語 | 公用語はアラビア語。観光地やホテルでは英語が通じる。 |
ペトラ遺跡、死海、ワディラムの砂漠の3大ポイントはぜひ行って!
ヨルダンの必見ポイントはペトラ遺跡、死海、ワディラムの砂漠の3ヶ所です。ペトラ遺跡は壮大な遺跡で1日かけてゆっくり観光をしたいのでできれば2泊したいもの。6日間の日程の場合、日本夜発、2日めアンマン着、着後ペトラへ、ペトラ2泊。そのあと、ワディラムの砂漠を観光し、死海で1泊。翌日アンマンに戻り機中泊で日本へ。この内容がベストです。ペトラでは1日かけてじっくり観光し、遺跡の奥にあるエド・ディルまで行ってみたいもの。また週3回あるペトラ・バイ・ナイトというイベントがありライトアップされたペトラも体験してください。
旅行日数が8日間あるのなら、6日間のコースに1泊追加し、ワディラムの砂漠でキャンプをしたいもの。エキゾチックなベドウィンのテントでの一夜は特別な体験が得られます。夕陽を見たり、砂に寝転んで満天の星を眺めたりとロマンチックな時間を過ごしたいものです。残りの1泊はアンマンステイが定番。ダウンタウンなどアラブらしい町並みを散策もいいけれど、できれば郊外にあるローマ時代の遺跡、ジェラシュ遺跡が素晴らしいので立ち寄ってください。
ツアーを選ぶのに大切なのは、旅行会社選びです。ヨルダンのような未知なる国への旅行の場合、辺境に強い専門的なファイブスタークラブのような旅行会社を選ぶのが何よりです。ツアーに完全に当てはまらない場合でも自分流にアレンジをしてくれるような柔軟な対応をしてくれるようなところがベストです。キリスト教の聖地でもあるマダバやネポ山など追加したり、ヨルダンの温泉ハママート・マインに立ち寄ったりとアレンジも自由自在です。ファイブスタークラブではスタッフの紹介をして、どの人がヨルダンへ行ったのかを公開しています。ヨルダンに行ったスタッフを指名して旅行の相談をするのも旅のコツと言えるでしょう。
ヨルダンと他国の組み合わせ
せっかく中東の遠い国ヨルダンに行くのなら、周辺の他の国にも行ってみたいという人も多いかと思います。今回はそうした人のためのヨルダン+他1カ国のコンビネーションツアーについて案内します。ヨルダンは現地3泊でコンパクトに周遊できる国なので、時間的にいっても他の国とのコンビは組みやすいです。そのなかでもおすすめなので、イスラエル、レバノン、エジプトなどとのコンビです。
ヨルダンとイスラエルとの交通
イスラエルへは陸路で行けます。ヨルダン、イスラエルとヨルダンのコンビの場合、日本からはターキッシュエアラインを利用するのが便利です。日本→ヨルダン→イスラエル→日本という日程になります。日本からエミレーツ航空を利用する場合、テルアビブにフライトがないので、日本→ヨルダン→イスラエル→ヨルダン→日本という日程となります。この場合ヨルダンに2回入国になるため、ヨルダンのダブルビザが必要です。ダブルビザはアンマン空港で取れないため予め日本でヨルダンビザを取得してください。
ヨルダンとレバノン、エジプトとの交通
レバノンのベイルートへはアンマンからロイヤル・ヨルダン航空などが毎日4~6便運行しています。所要1時間です。ヨルダン・レバノンのコンビは日本からはエミレーツ航空やカタール航空が便利です。エジプトのカイロへはアンマンからロイヤル・ヨルダン航空やエジプト航空は毎日5から7便運行しています。所要時間は1時間20分前後。ヨルダン・エジプトのコンビはエミレーツ航空やターキッシュエアラインが便利です。
ヨルダン+1カ国(イスラエル、レバノン、エジプト)ツアーの選び方
ヨルダンとのコンビで一番おすすめなのがイスラエルです。日本→アンマン→ペトラ→死海→エルサレム→日本と周遊するのがポピュラーです。9日から10日間の日程になります。ペトラでは2連泊するツアーを選んでください。また、エルサレムも3連泊するツアーがベターです。エルサレムは1日市内、もう1日はパレスチアのベツレヘムに行くプランにしてください。この内容ですと、ヨルダン、イスラエル、パレスチナの3国周遊の旅となります。
次におすすめなのがレバノンとのコンビです。レバノンもコンパクトに回れるので2カ国で9日間前後の旅程となります。日程は日本→アンマン→ペトラ→死海→ベイルート→日本となります。ベイルートでは3泊し、日帰りでバールベック遺跡、ビブロス遺跡に行くコースがいいでしょう。またヨルダンではペトラ遺跡だけではなく、ジェラシュ遺跡も訪問するものを選んでください。そうすると中東4大遺跡を訪問する旅となり、遺跡好きの人にはこの上ない内容となります。ただし、バールベック遺跡周辺は治安が安定していないこともあるので、ファイブスタークラブのような専門家のいる旅行会社に相談してからプラニングをしてください。
まだあなたがエジプトに行っていないのなら、この機会に一度に行ってみるという選択もアリです。おすすめ日程は日本→アンマン→ペトラ→死海→カイロ→日本。旅行日数は9日間くらいとなります。カイロを3連泊し、ピラミッド、スフィンクスだけでなく、世界遺産のイスラムシティ・カイロの探訪も楽しいです。
まとめ
ヨルダンだけの旅ですと、コースのパターンは限られますが、他国との組み合わせにすると、旅は無限の可能性を秘めます。簡単に1カ国だけ行くのもいいし、他の国を含めた長めの旅もいいです。好みにあわせて選択してもらえればと、思います。