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1500年もの歴史が詰まった荘厳なモスク「アヤソフィア」、豪華絢爛な美の宮殿「トプカプ宮殿」、散策だけで楽しいショッピングの迷宮「グランドバザール」、ヨーロッパ色の強いおしゃれなエリアの「新市街」などなど・・・トルコの首都イスタンブールは旅行者の好奇心をくすぐる魅力で溢れています。西洋と東洋の文化、新しさと古さが溶け合い、絶妙なバランスで街を彩っています。ディープで異国情緒たっぷりなイスタンブール。一度訪れればすっかりトルコのトリコになることでしょう。
正式国名 | トルコ共和国 Turkiye Cumhuriyeti |
面積 | 約78万576km2(日本の2倍強) |
人口 | 約8,200万3822人(2018年) |
首都 | アンカラ |
宗教 | ほとんどがイスラム教 |
通貨 | トルコリラ(ドル・ユーロも使用可能) |
備考 | 上手な日本語で話しかけてきてお金などを騙し取られることも。 大都市では、置き引きやスリにも十分注意しましょう |
黄金色に輝くトルコの代表的建築物「アヤソフィア」
「ビザンツ様式の最高傑作」といわれるほど優れた建築技術をもつアヤソフィア。キリスト教とイスラム教が融合した見事な芸術を堪能することができます。巨大なドーム内部の高さは約56mあり、広々とした空間が広がります。黄金色に輝く美しいモザイク画を見上げ眺めていると、その壮大さに心奪われること間違いなしです。
内部に入って左側に行くと「マリアの手形」と呼ばれる柱があり、そのくぼみに親指を入れて柱から離さずぐるりと円を描けたら願いが叶うといわれています。またモスクを訪れる際スカーフの着用が基本となっていますが、アヤソフィアではスカーフを着用する必要はありません。
エリア | イスタンブール |
入場料金 | 無料 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
住所 | Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı No:1, 34122 Fatih/İstanbul |
アクセス | スルタン・アフメット駅から徒歩4分 |
公式サイト | https://muze.gen.tr/muze-detay/ayasofya |
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色鮮やかなタイルが可愛い!「トプカプ宮殿」
アヤソフィアのすぐ近くにあるトプカプ宮殿は、かつてのオスマン帝国の政治の中心となった場所です。70万㎡にも及ぶ広大な敷地内には、ダイヤモンドやルビー、エメラルドなどの宝石をあしらった豪華な宝飾品や財宝が並ぶ宝物館に、会議場、図書館、宮廷の女性たちの居住空間であったハレムなど20か所以上の観光スポットがあり、当時の贅を極めた数多くのコレクションを見学することができます。
最大の見どころはなんといっても色鮮やかなタイルで彩られたハレムでしょう。たくさんの金と青を基調とした色彩豊かな装飾が施され、きらびやかな内装がとても美しいんです。天井や壁面だけでなく窓枠や柱などの細部にいたるまで装飾されたつくりは、まさに豪華絢爛という言葉がぴったり当てはまります。
エリア | イスタンブール |
入場料金 | 100トルコリラ(約1,300円) ※ハレムも入場する場合は追加42トルコリラ(約550円) |
営業時間 | 09:00~18:45(4~10月) 09:00~16:45(11~3月) |
住所 | Cankurtaran, 34122 Fatih/İstanbul |
アクセス | スルタン・アフメット駅から徒歩10分 |
公式サイト | https://muze.gen.tr/muze-detay/topkapi |
世界一美しいと謳われた青の奇跡「ブルーモスク」
オスマントルコ時代から残るイスタンブールの建築物、ブルーモスク。正式名称は「スルタンアフメット・ジャーミィ」というのですが、モスク内部の鮮やかなブルーのタイルの装飾があまりにも美しく、ブルーモスクという呼び名で親しまれるようになりました。アヤソフィアと向かい合うようにそびえ建ち、世界でも珍しい6本のミナレット(尖塔)の外観が特徴的です。
外観はやや重々しい印象がありますが、内部へ入ると雰囲気は一変。青を基調とした美しいイズミックタイルが飾られ、260ものステンドガラスが窓を彩り、優しい光が内部を包み込んでいます。また床に敷き詰められた真っ赤な絨毯がよりいっそうブルーモスクの優美さを引き出し、華麗に調和しています。
エリア | イスタンブール |
入場料金 | 無料 |
営業時間 | 08:30〜11:30、13:00〜14:30、15:30〜16:45 |
住所 | Sultan Ahmet, Atmeydanı Cd. No:7, 34122 Fatih/İstanbul |
アクセス | スルタン・アフメット駅から徒歩5分 |
公式サイト | http://www.sultanahmetcamii.org/ |
活気に満ちたショッピングの迷宮「グランドバザール」
イスタンブールでの楽しみのひとつといえばお買い物。中東最大級の市場、グランドバザールには、21か所もの入場口と64本の通りがあり、まるで迷路のような小さな路地に5,000軒ものお店がぎっしりと並んでいます。キラキラ光るオットマン・ランプや細かな刺繍で彩られたスカーフなどのトルコらしい雑貨はもちろん、ご当地ならではのお菓子まで幅広く取り揃えてあります。
このバザールは地元の人のための市場というよりは、観光客のための観光名所的スポットとなっているので、買い物をせずともその場の雰囲気を味わうだけで充分に楽しめます。営業時間は8:30~19:00、日曜日はお休みなのでご注意下さい。
エリア | イスタンブール |
入場料金 | 無料 |
営業時間 | 08:30~19:00(日曜休み) |
住所 | Beyazıt, Kalpakçılar Cd. No:22, 34126 Fatih/İstanbul |
公式サイト | https://www.kapalicarsi.com.tr/ |
西洋と東洋の景色を堪能!「ボスポラス海峡クルーズ」
ヨーロッパとアジアを隔てる全長35kmのボスポラス海峡。ここを運航する船は生活する人々の日常生活の足として使われており、ヨーロッパサイドにあるエミノニュの桟橋から毎日定期船が出ています。旅行者向けのボスポラス海峡クルーズも運航しており、同じくエミノニュを出発し、旧市街、新市街、アジアサイドを周遊しながら戻ってきます。約90分のショートクルーズなら十分に海上からの景色が楽しめます。
タンカーや貨物船とすれ違ったり、カモメが船と並行して飛んでいたりと、クルーズならではの景色を楽しめるのがボスポラス海峡クルーズの醍醐味です。イスタンブールの街を自分の足で散策した後は、ぜひクルーズに乗船して、甘いチャイとサバサンドを味わいながら、優雅に海から歴史溢れる街を眺めてみませんか?
エリア | イスタンブール |
入場料金 | 90分のショートクルーズの場合 45トルコリラ(約580円) |
アクセス | エミノミュ駅からすぐ |
住所 | Eminonu Pier,Istanbul |
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オスマン帝国黄金期の象徴「スレイマニエ・モスク」
イスタンブールのモスクといえば、真っ先にブルーモスクを思い浮かべる人が多いかと思います。ただ人気がゆえに、観光客でごった返していてゆっくり見られない!なんてことも。そこでオススメしたい穴場とも呼べるモスクが、スレイマニエ・ジャーミィです。グランドバザールから歩いて10分ほどで行ける好立地ながら観光客は少なく、知る人ぞ知るモスクのひとつです。
4本の巨大な柱に支えられた中央ドームの周りに半円ドームと小ドームが連なり、壮大なスケールを放っています。内部には138の小窓が設けられ、様々な角度から外の光が差し込み、白を基調とした装飾とともに柔らかで淡い雰囲気を醸し出しています。旧市街の丘の上に建っているので、モスクの庭からは旧市街、新市街、ボスポラス海峡にアジアサイドまで大パノラマが堪能できます。
エリア | イスタンブール |
入場料金 | 無料 |
営業時間 | 09:00~18:00 |
アクセス | ベヤズィット駅から徒歩15分 |
住所 | Süleymaniye Mah, Prof. Sıddık Sami Onar Cd. No:1, 34116 Fatih/İstanbul |
公式サイト | http://www.suleymaniyecamii.org/ |
地元の人で賑わう庶民派市場「エジプシャンバザール」
食料品や雑貨などが軒を連ねる市場、エジプシャンバザール。大規模なグランドバザールに比べると規模は小さめですが、地元庶民向けの市場なのでグランドバザールよりはややお値段が良心的です。日常生活で欠かせない野菜や魚介類、お茶などを扱うお店が多くあり、特にスパイスのお店が豊富にあるので別名「スパイス・バザール」とも呼ばれています。
地元の人々で連日にぎわいを見せ、活気あふれるエジプシャンバザール。異国情緒を味わいながら、自分だけのお気に入りのおみやげを探してみては?またグランドバザールから歩いて10分ほどの場所にあるので、二つの市場を見比べてみるのも面白いですね。
エリア | イスタンブール |
入場料金 | 無料 |
営業時間 | 08:00~19:30 |
アクセス | エミノミュ駅から徒歩3分 |
住所 | Rüstem Paşa, Erzak Ambarı Sok. No:92, 34116 Fatih/İstanbul |
公式サイト | http://www.misircarsisi.org.tr/en/ |
おしゃれな街並みで散策が楽しい「新市街」
エリアごとに全く違う顔を持つイスタンブール。ヨーロッパ側の新市街には、最上階から市街が見下ろせる高さ約67mのランドマーク「ガラタ塔」や人気のショップやレストランで賑わう繁華街「イスティクラル通り」、大理石で造られた壮麗な宮殿「ドルマバフチェ宮殿」など、歴史的名所から比較的新しい年代の建物まで、新旧合わさった魅力あふれるスポットが点在しています。
ボスポラス海峡のたもとに位置するオルタキョイでは、週末になるとアクセサリーなどの雑貨の屋台でにぎわいを見せます。旧市街のグランドバザールは日曜休みなので、週末のお買い物はオルタキョイで楽しめます。食べ物の屋台もあり、ベイクドポテトのような「クンピル」というオルタキョイ名物のB級グルメもぜひご賞味あれ。
エリア | イスタンブール |
アクセス | 新市街の中心地「タクシム広場」はタクシム駅から徒歩1分 |
カラフルでメルヘンな世界観をもつ「キベレホテル」
アヤソフィアから徒歩3分ほどのイェレバタン(Yerebatan)通りはピンクやグリーンなどビビットカラーの建物が建ちならび、ついついカメラを構えてしまいたくなるようなカラフルな通りです。オシャレでセンスの良い雑貨屋さんやレストラン、カフェもあり散策だけでも楽しめるスポットです。この通り沿いにある「キベレホテル」は旅行者に人気のプチホテルで、鮮やかなブルーの外観と無数のトルコランプで装飾されたアンティークな内装が特徴です。
旧市街の中心に建っているので立地も良く、観光エリアまで徒歩5分もかかりません。外観、ロビー、内装まで「可愛い」が埋め尽くされたキベレホテルで、独特の世界観にうっとり浸ってみては?
エリア | イスタンブール |
アクセス | スルタン・アフメット駅から徒歩15分 |
住所 | Alemdar, Yerebatan Cd. No:23, 34110 Fatih/İstanbul |
公式サイト | http://www.kybelehotel.com/ |
イスタンブールの眺めを楽しむならココ!「ガラタ橋」
イスタンブールヨーロッパ側の旧市街と新市街を結び、ボスポラス海峡や金角湾を見渡せる、ガラタ橋。橋は2階建ての構造になっており、1階にはレストランが立ち並び、2階は車や路面電車が通る道で、一番外側は歩道になっています。釣りのスポットとしても有名で、歩道沿いは釣り竿を持った地元の人々で溢れています。
橋の南側、旧市街に広がるエミノニュ市場には名物B級グルメ、サバサンドの屋台船がずらりと並び、連日サバを焼く香ばしい匂いと活気に満ちています。絶品のサバサンド片手に夕暮れ時に散策をすれば、夕陽に包まれたイスタンブールの幻想的な景色を堪能することができます。ロマンティックで美味しいスポット、それがガラタ橋なのです。
エリア | イスタンブール |
アクセス | エミノミュ駅より徒歩1分 |
住所 | Kemankeş Karamustafa Paşa, Galata Köprüsü, 34425 Beyoğlu/İstanbul |
まとめ
トルコへ行くなら絶対外せないイスタンブールで、おすすめのスポットをご紹介しました。
歴史に思いを馳せることのできる宮殿やモスク、アジアとヨーロッパが融合した街並み、活気溢れるショッピングエリアなど、イスタンブールには旅人の心を魅了するスポットがいっぱいです。
トルコ旅行の計画を立てる際、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!