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バーレーン中東の楽園・こんな国あります!世界の秘境

世界遺産のバーレーン・フォート

世界遺産のバーレーン・フォート

アラビア半島の島国・バーレーン。日本からの旅行先の候補として挙げられる人はほとんどいないでしょう(私のような未知なる国に心ときめく国ハンターでなけれですが)。
バーレーンで有名なのはF1グランプリくらい。日本人のみならず世界の海外旅行客もバーレーンに行く人はさほど多くはないのでは、と思いがちですが実は隣国のサウジアラビアからの観光客が絶えない国なのです。
その理由はとは一体何なのでしょうか?そしてバーレーンの観光地や見どころとは?
この記事ではそんな知られざるバーレーンの魅力を語りたいと思います。

バーレーンってどんな国?

マナーマ地区には巨大なリゾートホテルが多数!

マナーマ地区には巨大なリゾートホテルが多数!

バーレーンはサウジアラビアの東、ペルシャ湾に浮かぶ群島で33の島からなる島国です。面積は758平方キロで、東京23区よりも少し大きい程度。
全世界の国の大きさが194カ国中177位ですので国としては非常に小さいことがお分りいただけると思います。
そんなバーレーンですが面積に対して、GDPは全世界で97位に位置しており、豊富な自然資源や工業国として、アラビア半島ではドバイ、カタールに次ぐ豊かな国の1つに数えられています。

バーレーンのグランドモスク

バーレーンのグランドモスク

バーレーンに住む人々の人種の割合はアラブ人が約7割、残りはイラン・インド系等が占めています。

気候は高温多湿な6〜9月の夏季と、比較的温暖な12〜2月の冬季に分けられます。夏季の日中は気温が40度まで上昇することも珍しくありません。
観光のベストシーズンですが、季節の変わり目の3〜5月、または10〜11月が温暖で雨も少なくおすすめです。

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バーレーン観光の見どころは?

ハンディクラフトセンターで出会った優しい職人さん

ハンディクラフトセンターで出会った優しい職人さん

1932年にアラブ諸国で初めて石油が発見されたバーレーンですが、その後サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェート等で大規模な油田が発見されることで石油産出国としての役割は徐々に小さくなっていきます。そのためいち早く自国のオイルマネーに頼らない国際金融、交易、造船、アルミニウムの精錬等に方向転換をしていきました。
外国人観光客を呼び込むための観光も、バーレーンが力を入れている産業の1つです。

アルジャスラ・ハウス

アルジャスラ・ハウス

そのバーレーン観光産業の目玉となっているのが2004年から開催されているF1バーレーングランプリ。2020年は新型コロナウイルスの影響で11月と12月に厳重な感染対策をした上で無観客にて開催されました。今年2021年も開催予定です。

サーキットの見学も可能ですが市街地から離れていますので、熱心なF1ファンでなければ他の観光スポットを訪れてもいいでしょう。主要の観光地に関しては後述しますので、ここでは「アルジャスラ・ハウス」をご紹介します。
「アルジャスラ・ハウス」はマナーマから車で20分、珊瑚石やヤシの木で造られたバーレーンの伝統的な家屋を再現した建物です。この建築様式は王族の夏の離宮にも取り入れられています。アルジャスラはバーレーンの最初の首長イサビンサルマンの生誕の地のみならず、木工品、かご細工などの手工業が盛んな地域としても有名で、館内には芸術的な工芸品が展示されています。バーレーンの文化・風習が理解できるだけでなく、バーレーンらしいお土産を買うには最適な場所ですね。

サウジアラビアからの観光客が押し寄せる首都マナーマ

高級ホテルがお手頃価格なのもバーレーンの魅力

高級ホテルがお手頃価格なのもバーレーンの魅力

バーレーンの首都であるマナーマは、バーレーンの人口の約4分の1である15万人が住む中東有数の都市。ペルシャ湾の湾岸沿いに数多くの高層ビルが立ち並ぶ景観は近未来を思わせるアラブの大都市そのものです。
見どころも尽きません。是非訪れて欲しいスポットとしては、ディルムン文化に関わる展示が充実した「バーレーン国立博物館」やバーレーン最大のモスクである「アハマド・アル・ファテフ・モスク」、ローカル感漂う「マナーマスーク」、美しいビーチをもつ「アル・ダル島」などが挙げられます。

サウジアラビアとを結ぶ コーズウェイ

サウジアラビアとを結ぶ コーズウェイ

経済規模こそはドバイには及びませんが、夜になるとバーレーンは昼間とは違った一面を見せてくれます。バーやダンスクラブなどのネオンが街を彩り始めるのです。戒律に厳しいアラビアの国では決して見られない風景です。
なんでも、週末ともなるとサウジアラビアから多くの人が余暇を過ごしにバーレーンにやってくるのだとか。実はバーレーンはイスラムの国の中でも戒律がソフト。そのため戒律の厳しい隣国サウジアラビアからの旅行者がハメを外しにくるのです。「国が変われば酒飲んでいいの?」と我々日本人的には思ってしまいますが、そんなアラビア半島の不思議な現象を見られるのもバーレーンならではですね。

ディルムン文明の中心地 バーレーン・フォートとは?

バーレーン・フォートからマナーマの街を見下ろす

バーレーン・フォートからマナーマの街を見下ろす

マナーマから車で約15分にある、バーレーン・フォートはその名の通り巨大な要塞で、バーレーン観光のハイライトとも言える場所です。
ディルムン文明はメソポタミア文明とインダス文明を繋ぐ文明とされ、そのディルムン文明の中心地であったのがこのバーレーン・フォートです。ディルムン文明の貴重な資料として2005年に世界遺産に登録されました。

現在は主に見られるのはポルトガル統治時代の要塞

現在は主に見られるのはポルトガル統治時代の要塞

このバーレーン・フォートが面白いのはイスラム様式やポルトガル様式など多彩な様式の建造物群が一箇所の遺跡に蓄積されている点です。海に面した交易の要衝であったことから、様々な強国が代わる代わる支配した歴史を物語っています。最も古い遺跡は少なくとも紀元前2300年まで遡るのだとか。
バーレーン・フォートのそばの博物館には、遺跡からの出土品が展示されていますので併せて訪ねてみてください。

バーレーンの珍しい動植物に会いに行く!

アルアリーン・ワイルドライフパーク

アルアリーン・ワイルドライフパーク

バーレーンの珍しい動植物を見に行くのもバーレーン観光の楽しみの1つです。

その1つが、マナーマから車で30分にある「アル・アリーン・ワイルドライフ・パーク」。こちらではアラビア半島やアフリカ南部から保護されたフラミンゴ、ゾウガメ、ダチョウ、キリン、チーター、アラビアンウルフ、ハイエナ、スプリングボック、ヤマアラシなどの生態を観察できます。アラビア半島のお金持ちの象徴でもあるファルコンを自分の腕に乗せられるサービスもあります。

砂漠に生い茂った生命の木

砂漠に生い茂った生命の木

もう1つが、マナーマから車で40分。砂漠の真ん中に1本だけ佇む緑の葉っぱで生い茂った大木。この木は「生命の木」と呼ばれ、周りは何もない不毛の砂漠地帯であるのも関わらず、この木のみが400年間も変わらず生き続けているそうです。触れるとご利益があると信じ、多くの観光客がこの木を見に訪れます。
ちなみにこの木はメスキートと呼ばれるアカシヤの一種で、地下20m〜30mまで根を伸ばしているのだとか。

バーレーンへの行き方

キャセイパシフィック航空プレミアムエコノミークラス

キャセイパシフィック航空プレミアムエコノミークラス

このように魅力溢れるバーレーンですがどのように行くのが一般的なのでしょうか。

バーレーンに行くための2021年現在、最もオーソドックスな方法はキャセイパシフィック航空の香港乗継ぎです。バーレーンの一般的な観光の場合3泊あれば十分に観光できますので、アジアの金融都市である香港と併せて周遊するのも面白いですね。

カタール航空

カタール航空

もう1つはアラビア半島の国であるカタールやUAEを乗継いで向かう方法ですが、実は2017年にバーレーンを始めとしたアラブの国々とカタールが断交した関係で、しばらバーレーンにはカタール航空のフライトが運行していませんでした。
しかし2021年1月には国交回復に向けてカタールのタミム首長とサウジのムハンマド皇太子が合意したとの報道がなされた通り、よりバーレーンへ旅行しやすくなりそうです!

バーレーンへのツアー

バーレーンの繁華街

バーレーンの繁華街

残念ながらバーレーンのツアーはほとんどありません。日本からの観光客がいないため無理もありませんよね。
ヨーロッパのような歴史ある街並みはありませんし、かといって未来都市的な観点からは隣国のアラブ首長国連邦の方がイメージは先行しているからです。

ホテル ウィンザータワーのナイトクラブ

ホテル ウィンザータワーのナイトクラブ

バーレーンを観光目的で行くのであれば、個人で航空券などを手配をするか、1人1人の希望に応じてプランを見繕ってくれる旅行会社に依頼するのがベストと言えそうです。旅行できる期間の長さによってはバーレーンのみならず、隣国のカタールやクウェートとコンビネーションできるので、アラビア半島の国を一気に周遊するのもいいですね!

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まとめ

いかがでしたか?
今回はバーレーンの魅力についてお伝えしてきました。
バーレーンに2、3泊すれば観光は十分ですので、行った国の数を増やしたい方や近場のありきたりの観光地には飽きた、と言う方にもおすすめですよ。
豪華なリゾート型ホテルも多い割に、都会ですので快適な過ごし方もできることに加え、同じアジア人はほとんど見ることがないので、リラックスした休暇を過ごしたい方にはとっては穴場的な場所だと思います。
次のあなたの旅行の際には、バーレーンが候補に入ると嬉しいです。

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