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ドバイ観光・紅海の都会ジェッダと砂漠の未来派都市【ツアーも紹介】

ドバイマリーナ

ドバイマリーナ

アラビア半島の国、サウジアラビアとアラブ首長国連邦UAE。イスラム教の国であり、産油国であり似ている2つの国。しかし行ってみるとかなり異なるのです。

このコラムでは、サウジアラビアとアラブ首長国連邦のともに、第2の町であるジェッダとドバイの2つの国の魅力に迫ります。人口は400万人ほどとどちらも中東でも大きな町の一つですが、その表情は全く違います。

紅海に面した大都市で近代都市として発展しているジェッダは、まだまだ田舎町という風情でモダンな高層ビルは少ないです。一方ドバイは、スーパー未来派都市の様相。新しい高層ビルも目立ちます。2つの国の違いをいろいろ発見する旅。そんな旅も楽しいものです。

ジェッダではサウジアラビア人が働き者?ドバイでは?

ジェッダ旧市街のパン屋さん

ジェッダ旧市街のパン屋さん

ドバイの人口の95%はパキスタン、スリランカなどの周辺の外国人労働者。現地の人が働いている姿を見るのは稀です。ホテルやレストランのスタッフ、ツアーガイドや送迎やスタッフなど。観光客が一番目にする現地の人は、ドバイでは実はほぼ全て外国人労働者なのです。

こういう場合仲良くなるのは簡単です。「どこの国の出身ですか」の一言がキーワードです。「スリランカだよ」などと答えたらスリランカに行った人なら「アーユーボーワン(こんにちは)、スリランカに行ったことがあります」と話せば場は盛り上がります。皆さん、自分の国の話はしたいものですから。

ジェッダのガイドさんも地元サウジアラビア出身。

ジェッダのガイドさんも地元サウジアラビア出身。

一方ジェッダは、外国人労働者も半分くらいいるものの、サウジアラビアの人も半分くらい。サウジアラビアでは地元の人がよく働いています。例えば、ホテルのフロントなどもドバイではほとんど外国人スタッフですが、ジェッダではホテルのフロントもサウジアラビア人のことも多いのです。もちろんジェッダで働く地元女性スタッフは、アバヤを着ていることが多いです。

サウジアラビア人は働き者なのか?などと思ったりします。

都市名 ジェッダ

ロゴ

砂漠の未来派都市ドバイ VS 田舎じみた大都会ジェッダ どちらが魅力的?

未来博物館(ドバイ)

未来博物館(ドバイ)

ドバイは新しい超高層ビルが林立。もはや砂漠のオアシスというより砂漠の未来派都市という風情です。世界一高いバージュ・カリファ、多くの金を取り扱う店が立ち並ぶゴールド・スーク。世界最大級の噴水ショー、ドバイ・ファウンテン、世界最大級のショッピングモール、ドバイモールなど派手な印象が強い観光ポイントが多いのです。またドバイの未来を象徴するランドマーク・未来博物館も完成。世界中からヒト・モノ・カネが集まる時代の最先端都市といえるでしょう。

タイバット博物館(ジェッダ)

タイバット博物館(ジェッダ)

かたやジェッダは近代都市ながらドバイと比べるとかなり田舎じみた印象です。モダンな高層ビルは少ないです。反面、アラビアの歴史を感じさせる場所が多いのが魅力。中でもタイバットミュージアムはタイムスリップしたような気分を味わえる建物で必見の場所です。12の建物に300室以上の展示室があるのも驚きです。

また、アルバラド旧市街は世界遺産に指定された旧市街で19世紀の建物と400年以上も前の建物がミックスし独特の町並みを形成しています。オールドマーケットやスパイスの店、カフェ、古くからのパン屋さんなどをきままに散歩してみたいものです。

都市名 ドバイ

旅行しやすいのは断然ドバイ!!

フェスティバルシティのショッピングモール(ドバイ)

フェスティバルシティのショッピングモール(ドバイ)

ドバイでは英語はよく通じます。何しろ住民は外国人労働者なので共通言語は英語です。町の看板も英語とアラビア語がメイン。公共交通機関は充実しています。ドバイ・メトロが便利です。またバスも使いやすい。驚きなのは基本的にバス停に冷房完備の待合室があることです。めちゃめちゃ冷房効いていて快適です。ドバイは旅行しやすい町といえるでしょう。

旧市街のカフェ(ジェッダ)

旧市街のカフェ(ジェッダ)

一方ジェッダはドバイほど英語は通じません。とはいってもそこそこ通じますが。町の看板はアラビア語がメイン。遠くからだと看板だけでは商店で何を売っているかわかりません。

また公共交通機関は未発達です。バスはありますが、使いづらいです。タクシーやウーバー、カリームなどのライドシェアを使いこなしましょう。ジェッダの方が旅行しずらいですが、逆に言えばそれだけ観光地化していない魅力もあります。

またジェッダでは市内の公共交通機関はまだまだですが、近郊の都市にはサウジアラビアの新幹線ともいうべきハラマイン高速鉄道が運行しているのがすごい点です。400kmの距離がある聖地メディナへわずか2時間で結んでいます。日帰りも可能です。

ジェッダ ドバイ 服装の注意は?お酒は飲める?

スカーフがあれば何かと便利

スカーフがあれば何かと便利

ジェッダなどのサウジアラビアでは、既に外国人旅行者のアバヤ着用の義務は撤廃されています。 肩と膝が隠れる服装であれば普通のデザインの洋服で問題ありません。 現地の女性はアバヤを身にまとっている人も多いですが、全てではありません。ここ数年で女性の服装にも変化がうかがえます。

一方のドバイも服装の制限はもちろんありません。しかし、モスク入場などに薄手のスカーフやストールがあると便利でしょう。また高級レストランなどへ行く場合のドレスコードにも注意したいものです。

サウジアラビアの女性

サウジアラビアの女性

ジェッダではお酒は飲めませんし、持ち込みもできませんので注意してください。ノンアルコールビールの種類は多いです。ただサウジアラビアで計画されている未来都市プロジェクト「NEOM」では、アルコールが飲めるという計画もあるそうです。

ドバイではお酒はもちろん飲めます。しかしイスラムの国なので、どこでも飲めるわけではありません。5つ星ホテルのレストラン、一部の4つ星ホテルのレストランなどで飲めます。逆にホテル以外のレストランでアルコールを提供しているのは少ないです。ビールが飲みたいのなら、まずは、アルコールを提供しているかをチェックしてください。

ビーチはどちらがきれい?

ビーチのアトランティス・ザ・ロイヤルホテル(ドバイ)の建物は独創的。

ビーチのアトランティス・ザ・ロイヤルホテル(ドバイ)の建物は独創的。

アラビア湾に面したドバイのビーチ。都会の海にしてはキレイです。パブリックなビーチもあるものの、リゾート気分をゆったり味わうのならぜひとも豪華なビーチのホテルに滞在したいもの。ホテルのビーチはホテルゲストオンリーなのでゲスト以外は入場できないことが多いからです。

ビーチエリアでの人気は「パームジュメイラ」「ジュメイラビーチ」「ザ ワールド アイランズ」の3つのエリア。どんどん新しいラグジュアリーホテルが生まれてきています。ドバイのビーチのキーワードは「豪華リゾートホテル滞在」。最新の驚くべきラグジュアリーホテルを体験したいものです。

ジェッダの海岸線コールニッシュ

ジェッダの海岸線コールニッシュ

ビーチの美しさではジェッダも負けていません。何せこちらは紅海。アラビア湾よりキレイ?ただビーチに高級ホテルというのは少なく、プライベートビーチに遊びに行くのが一般的です。シュノーケルやダイビングも楽しめます。紅海は塩分が多く目に染みますが、体が浮きやすいのが特徴です。

今サウジアラビアでは未来都市プロジェクト「NEOM」が進行中。その1つが「レッドシープロジェクト」です。ジェッダからフライトで1時間の場所にあるハナク沖合の紅海の島々に、ナント50以上のラグジュアリホテルが2030年までにできるとか。とんでもない計画が進行中なのです。サウジアラビアの観光は始まったばかりですが、今後ドバイを凌ぐ大きなプロジェクトが目白押し。大きく変化する前にこそ、旅行したいものです。

ロゴ

まとめ

ハラマイン高速鉄道(ジェッダ)

ハラマイン高速鉄道(ジェッダ)

ドバイもジェッダも、未来に向けたビジョンがしっかりしています。共通しているのは観光をしっかり推進していこうという姿勢です。今後、世界で最速で変化していく都市なのかもしれません。そんなドバイとジェッダを一回の旅で周遊するというのはいかがでしょうか?

【ジェッダとバイのおすすめツアーはこちら】

アラビア半島の国2国周遊☆紅海の町ジェッダとアラビア湾の町ドバイ
アラビア半島の国サウジアラビアとUAE(アラブ首長国連邦)
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