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「女子旅」ならぬ「大人女子旅」。そこそこ海外旅行は行っているけど、でもまだまだ色々なものを見たいし食べたいし、友達と行くのも楽しいけど一人旅もたまにはいいなあ、という旅慣れた大人女子の皆さん、もしまだモロッコへ行った事がなければ、次の旅の候補にいかがでしょうか?ここでは大人女子のモロッコでの楽しみ方をご紹介します!
「迷宮」エキゾチック体験
モロッコと言えばエキゾチックな町のイメージ。そのイメージ通りの町を楽しめるのがフェズ、シャウエンです。この町の観光スポットは迷路の様な旧市街(メディナ)。路地は狭く、家々が隙間なく建ち並び、右左へと道が分かれているので、一度入り込むとなかなか出られない事も。まさに迷宮の様な街なのです。フェズはまず展望台よりメディナ全体を見渡してみましょう。山に囲まれた一角に土色の建物がびっしり建ち並ぶ姿は、
とても美しく見惚れてしまうでしょう。その後、メディナに入り込み迷宮をお楽しみください。人々が昔から変わらぬ生活を送り活気あるフェズの姿を見る事が出来ます。
地中海に近い山の麓にある町、シャウエンはインスタ映えで有名になった町。マラケシュからも少し距離がありますが時間が許すなら是非訪れて欲しい町です。山肌に沿って建てられた家々の壁が皆同じ様に青く塗られ、町全体が青いその姿は美しいの一言。狭い路地に入ると真っ青に囲まれてとても神秘的です。1日あれば回れる広さですが、是非1泊して朝の青い町も歩いてみてください。
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「モロッコの物」欲しいのは日本で使える
多くの女子は買い物が大好き。ただ、大人女子は今までに色々な国で沢山の物を買ってきて、いずれ見向きもしなくなる事も経験済。これからのお買い物は他の国では買えない物、日本に帰っても使える物だけに的を絞りたいですよね。モロッコで買える、私が個人的におすすめするのは「革バブーシュ」、「アルガンオイル製品」、「陶器製品」。
フェズの伝統的なめし革を利用したバブーシュは革も柔らかく、天然顔料を用いた色がとても綺麗です。またアルガンオイルはエッサウィラが名産ですが、アトラス山脈の方でも製造しており、直売店ではエイジングケア製品などもあるので興味ありましたら。陶器製品はフェズブルーと呼ばれる美しい絵柄の陶器をフェズの工房で見つけるのもおすすめです。イスラム模様が素敵な気軽な陶器でしたら、断然マラケシュで探すのが安価でおすすめです。
「サハラ砂漠」一生に一度は行きたい
地球上に砂漠は数ありますが、中でもサハラは一度は目にしたい憧れの砂漠。アフリカ大陸北部にあり、11もの国を跨ぎ世界最大級の広さを誇る砂漠です。砂漠の町メルズーガには、砂漠の目の前にオーベルジュ(ホテル)やテントタイプの宿泊施設もあります。テントと言っても個室になっており、ベッドも設置されています。部屋を出れば目の前が砂漠。見上げれば満点の星。ロケーション抜群です。
砂漠ではラクダに乗って砂漠を歩いてみましょう。歩き難い砂漠でもラクダに乗れば楽々奥へ。乗ってるだけでゆっくり美しい砂漠を眺められるのは、とても優雅な時間です。どこまでも続く砂の大地。ラクダ引きのお兄さんが砂にあなたの名前をアラビア語で書いてくれるのもいい思い出です。優しい目をしたラクダにも癒やされる貴重な時間をサハラ砂漠でお過ごしください。
「リヤド」泊まりたい素敵なホテル
大人女子の皆さんの中には、ホテルにこだわる方も多いはず。モロッコでこだわるなら「リヤド」がおすすめです。リヤドは古い邸宅をそのまま雰囲気を失わせずにホテルに改装、モロッコの暮らしをそのまま体験出来るホテルです。リヤドはマラケシュとフェズの旧市街(メディナ)に集まっており、スタンダードクラスからデラックスクラスまで様々。予算に応じて選択が可能です。ただリヤドの部屋数はとても少ないので、オンシーズンには早目の予約が必須です。
リヤドにより、お部屋をフルリノベーションしてるか、元の雰囲気を活かしたリノベーションか、が違うのでお好みで選ぶといいでしょう。デメリットと言えば、迷路の様な路地にあるので夜遅くなるとちょっと不安、デラックスクラスでないとアルコールは置いていない事が多い、階段のみなので荷物の上げ下げが大変、などがありますが、光を取り入れた中庭を囲むモロッコならではの宿は魅力の方が勝るはず。中庭ですが、フェズのリヤドは屋根があり、マラケシュはオープンドアになっている事が多い様です。雰囲気の違う両リアドに泊まってみるのもおすすめです。
「タジン料理」本場で食べたい
モロッコと言えばタジン。あの帽子の様な鍋を使った煮込み料理です。大人女子の皆様は、もしかしたら既に鍋をお持ちの方もいるかもしれませんが、やっぱり本場で食べたいですよね。日本では無水鍋用のイメージですが、モロッコでは何の料理でもタジン鍋を使っている様です。豚肉以外の肉料理、野菜料理、クスクス料理、全てタジンを使います。
味付けは具材によりますが、レモン&オリーブ、トマト、香辛料、などなど様々な種類があり、滞在中も飽きさせません。野菜の持つ水分と、肉の油を閉じ込めて調理するタジン料理は、素材の味がしっかリ活かされています。フェズの陶器工房にはタジン型の陶器が沢山販売されています。実用的な直火鍋だけでなく、小さな調味入れ、盛り付け皿など、アラビア模様デザインが入った美しい陶器です。日本に持ち帰って楽しむのもいいですね。
「ジャマ・エル・フナ広場」夜が楽しい
外国での夜は、女子だけの外出や一人歩きは控える事は既にご承知かと思いますが、マラケシュの中心ジャマ・エル・フナ広場は夜にこそ行きたい広場です。マラケシュは旧市街全体が世界遺産に登録されていますが、この広場は「広場の文化空間」が世界無形文化遺産として登録されています。中世より市場が開かれ、町の拠点として多くの人々が行き交わされてきました。
昼間もお土産やヘナアートの露天商、果物ジュースなどが売られて賑わいはありますが、夕方になると一斉にテントが張られ始め、あっという間に肉料理、魚料理を売る様々な屋台が完成します。その周りでは大道芸人やダンサーなどのパフォーマンスが繰り広げられ、人々が輪を作って集まっています。音楽、笑い声、屋台の呼び込みの声など、その騒々しさは昼間以上!夜とは思えぬ賑やかさでその場にいるだけで楽しくなります。エンタメ好きな大人女子なら絶対楽しめます。ただ、リヤドに泊まる場合、ちょっと帰り道が暗くなるので気を付けてください。
まとめ
旅慣れた大人女子へのモロッコの楽しみ方をご紹介しました。コロナも明けてモロッコ入国に必要書類はなくなり、現在パスポート一つで旅が出来ます。町、食、宿、自然、全てが楽しめる国モロッコは、8日間前後で見どころを周遊出来ます。もし、まだモロッコに行ったことがなければ是非次の旅行の候補にしてみてください。