目次
ヨルダン南部の古代都市、ペトラ遺跡は年間100万人以上ものツーリストが訪れている人気の観光スポット。砂漠の中の岩山に無数の神殿や劇場が広がっている、なんともミステリアスな世界観で思わず冒険心をくすぐられること間違いありません!
本記事ではアドベンチャー映画の最高峰『インディー・ジョーンズ』の舞台にも選ばれた、ペトラ遺跡の楽しみ方について解説させて頂きます。
営業時間 | 【夏季】6:00〜18:00、【冬季】 6:00〜16:00 |
休業日 | 無し |
住所 | Petra – Wadi Musa, Jordan |
アクセス | アンマン市内から車(バス・タクシー)で約4時間 |
ペトラ遺跡の楽しみ方
ヨルダンのツアーはこちら
荘厳な佇まいの神殿、エル・ハズネ
“エル・ハズネ”は、映画『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』のラストシーンに登場したことで有名なペトラ遺跡のシンボル!その驚きの大きさもさることながら、左右対称の均整の取れた造りと表面に施されたきめ細やかな彫刻は非常に美しく、見応えがあります。
また、最上部の骨壷に海賊達がファラオの宝を隠したという言い伝えが残されていたことから、『宝物殿』の異名を持っていますが、実際には王や貴族のお墓として使われていた説が有力です。
シークは観光客に大人気の撮影スポット
ペトラの入り口からエル・ハズネへと導くようにしてそびえ立つ『シーク』は高さ約60~100mメートルにも及ぶ断崖絶壁。道の両端には水路や素焼きの水道管の跡が残されており、当時はネボ山の東麓に位置する “アイン・ムーサの泉(モーセの泉)“を主な水源としてここからペトラの中心部に水を供給していました。
シークの岩肌は日の当たる角度によって色が変わるため、行きと帰りとでは全く違った表情を見せてくれるところも魅力の一つです。
カスル・アル・ビントはペトラ遺跡の中でも特に重要な建造物
ペトラ遺跡の広さは36平方kmで、エルハズネ以外にも840箇所以上の遺跡が残されています。写真の『カスル・アル・ビント』は聖職者だけが内部に入ることを許されていた神聖な場所で、崇拝者は屋外のテメノスや動物の生贄を捧げていたという言い伝えが残っている、祭壇の前に留まっていたと考えられています。
ペトラの中心部にある柱廊通り
柱廊通りは、かつてのメインストリート。全長225mに渡って豪華な大理石がズラリと敷き詰められていたそうで、大神殿跡や広大な市場跡があったりと当時は非常に栄えていた歴史深い場所です。
ペトラ周辺は地震地帯でもあるため、残念ながら現在は殆どの建造物が崩壊していますが、周辺には王家の墓や凱旋門と言った人気スポットが集まっていることから、古代における文化的中心地であったことを物語っています。
それぞれ違った表情を堪能できる、王家の墓
柱廊通りから右手にある『王家の墓』は、ペトラ有数の巨大な岩窟墳墓群。壺の墓、シルクの墓など主に5つの墓がズラリと立ち並んでおり、階段を登るとそれぞれのお墓に入り口があります。シンプルな造りではありますが、内部の大理石の模様が大変美しいので是非ご覧になってみて下さい。
王家の墓はエル・ハズネからのルートだと、危険な足元に目を奪われてしまい気づく人が少ない傾向にあるようです。確実に回りたい場合は柱廊通りからエル・ハズネ方向へ進むような形でアクセスするのがおすすめです。
エド・ディル修道院は最大の見どころの1つ
体力に自信がある方は、ペトラ遺跡の最奥地に佇む『エド・ディル修道院』まで足を運んでみましょう
エド・ディル修道院へのアクセス方法としてはシークからエル・ハズネまでアクセスした後、中間地点を過ぎてカスル・アル・ビント近くのレストランで食事をとるのが王道のコースです。
エド・ディル修道院までの道のりは非常に険しく、遺跡観光というよりも山登りに近いものがあります。岩の坂道や石の階段など足場の悪い場所を往復約1時間半~2時間程度歩き続きなければなりませんので、トレッキングパンツやシューズなど動きやすい服装で向かうことを推奨致します。
また、夏季に訪れる場合は最高温度30度を超える日も多いため、時々小岩に座って休憩したり、こまめな水分補給を心がけるようにして下さい。
エド・ディル修道院には長い年月をかけて造り上げられてきた岩々が織りなす、ダイナミックな景色が広がっています。正面にある小高い丘の上を登ると、人気のビューポイントがありますので是非写真撮影を楽しんでみて下さい。
ミステリアスな夜を体験できる、ペトラ・バイ・ナイト
ペトラ遺跡では月曜・水曜・木曜の週3日間限定で、暗闇のエル・ハズネの前に幾多ものキャンドルの明かりが照らされる幻想的なイベント『ペトラ・バイ・ナイト』を開催しています。
甘いチャイのサービスが配られる他、ライトアップされたエル・ハズネをバックにベドウィンの伝統的な音楽が奏でられたり、短い劇を通じてペトラのこれまでの歴史について知ることができます。
ペトラ・バイ・ナイトに参加する際はペトラ・バイ・ナイトのチケットとペトラ入場券の2つが必要ですので、お昼にペトラ遺跡内の観光が終わった後も入場券を失くさないようご注意下さい。
ヨルダンは昼夜の温度差が激しく、夏でも夜は寒さを感じることがあるため、お手持ちのバッグの中に上着を準備しておくと良いでしょう。
また、イベント開催中はパイプ椅子が陳列されます。最前列に近ければ近いほど、より素敵な1枚をカメラに収めることができますので、現地のスタッフに空席を訪ねながら可能な限り前の席に座ることをおすすめ致します。
アドベンチャー感満載のヨルダンで心躍る、非日常的な旅を
人口は約970万人で、日本の北海道とほぼ同じ面積を持つヨルダンは中東地域の中でも比較的治安が良いため、女性同士や一人旅が好きなお客様からも人気を集めているエリアです。現代的なホテルやレストランも多数立地していることから、滞在中は困ることなく快適にお過ごし頂けることでしょう。
また、ファイブスタークラブでは本記事で紹介したペトラ遺跡へのプライベート送迎サービスや日本ガイドの同行の他、死海・ワディラム温泉といったペトラ遺跡以外の主要観光スポットへのご案内等、ご希望をお伺いしながらあなただけの想い出作りをサポート致します。
ご旅行に関するご相談はメールやお電話(※Zoomも可能)、東京本社の営業所にて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。