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皆さんは「チュニジア」という国にどんなイメージをお持ちですか?なんとなく危なそう?なんて思っている方もいるかもしれません。
実際のチュニジアは白と青の美しい街や、極上のタラソテラピーが楽しめるビーチリゾート、映画のロケ地にもなった砂漠に、歴史ある遺跡、美味しい食べ物など、旅行におすすめの国なんです。タラソ大国なので美肌も目指せて、街並みもお土産も色彩豊かでおしゃれ!実は旅好き女子に人気の国なんです。
貴重品の管理や肌を露出しすぎない、国境に近づかないなどに注意すれば、女子だけでも安心して楽しめますよ。
白と青の町シティ・ブ・サイドに行ってみたい!
エーゲ海の島のようなシティ・ブ・サイド(シディ・ブ・サイド)はチュニジアの中でも最も美しい街と言われています。白い壁に青い窓枠が良く映え、ジャスミンやハイビスカスの花とのコントラストも美しい街です。さらに青い空と海が見られる地中海のような街並みで、観光客も多く訪れるチュニジア観光の必見スポットです。
シティ・ブ・サイドはアーティストの街でもあるので、あちこちで芸術的な作品が並んでいます。カラフルなお土産やおしゃれな扉なども街の至るところに見られるので、どこを通ってもついシャッターを押してしまいます。歩き疲れたら、街のランドマークのカフェ・デ・ナットでまったりくつろいだり、定番の揚げドーナツ「バンビローニ」を食べてみるのもおすすめ。
砂漠の豪華テントロッジでオアシス気分
北アフリカに位置するチュニジアには、もちろん砂漠もあります。中でもクサールギレンの砂漠では赤い砂丘が広がっていて、宿泊すれば絶景の朝陽や夕陽、星空を満喫できます。バギーで砂漠の奥まで足を延ばして、広大な砂漠を独り占めしたいですね。
砂漠で宿泊なんて大変そうと思うかもしれませんが、実はクサールギレンには豪華テントロッジがあるので、砂漠でも快適に滞在できます。独立したテントの中にはシャワーやトイレ、洗面スペースが揃っていて、砂漠なのにお湯も電気も使えて、エアコンも完備。砂漠に泊まってみたいけど心配という人でも安心ですよ。スパやプール、レストランやバーもあって、夜は満点の星空の下でワイン片手に豪華なチュニジア料理を頂けます。まさにオアシスでの贅沢な滞在ですね。
ビーチリゾートで極上のタラソスパを
チュニジアにはハマメットやジェルバ島など、ヨーロッパからのバカンス客も多く訪れるリゾート地があります。ここではプライベートビーチやプールで遊ぶのも良いですし、タラソテラピーやスパでリラックスするのもおすすめの過ごし方です。
タラソテラピーは海水や海藻、海泥を使った自然療法で、予防医学やリハビリとしても評価されています。元々フランスで生まれたものですが、チュニジアはフランスに次いで世界第2位のタラソ大国なんですよ。そのため、高級リゾートホテルなら多くはタラソテラピーセンターが併設されています。本来は1週間以上のプログラムでじっくり療養するものですが、1日や半日で受けられるコースもありますよ。チュニジアの強い日差しを受けたら、タラソテラピーでお肌を労わってあげたいですね。
観光列車レザールージュで渓谷の絶景を駆け抜ける
チュニジアには砂漠地帯の岩山の間を走るレザールージュと呼ばれる観光列車があります。レザールージュとは赤いトカゲの意味。レトロな小豆色の列車が渓谷の隙間を縫うようにくねくねと走る様子は、たしかに赤いトカゲにも見えそうです。この列車はオスマン帝国の時代の高官が使っていたので、ビロード張りの椅子やアンティーク調の内装など豪華です。
車両によって内装が違っているので、車内を探検するのも楽しいですよ。しかも走っていく線路はグランドキャニオンのような絶景の中。迫りくる大迫力の山肌が次々に車窓を通り過ぎていきます。観光列車なので、特に景色の良いスポットでは一旦停車してくれて、列車を下りて写真撮影もできます。日本ではあまり知られていませんが、実は人気の観光スポットですよ。
カラフルな雑貨やお土産選びも楽しい
チュニジアのお土産には、絨毯やストール、革製品やオリーブオイル、デーツなどがあります。特にシティ・ブ・サイドのお土産屋さんにはおしゃれなお土産が多く、各地の名産品が売られているので、ここで探すと便利ですよ。
中でもチュニジアンブルーが際立つナブール産の陶器がイチオシ。様々なサイズや形のお皿があり、繊細な模様も素敵なのでインテリアにもなります。また、カラフルなチャイグラスや香水瓶も目を引きます。
お土産屋さんで必ずと言っていいほど見かけるのが「ファティマの手」のキーホルダー。ファティマの手はイスラムの魔除けのお守りで、チュニジアではドアの模様に使われていることも。
また、民族衣装やベルベル人のアクセサリーを身に着けてみたり、砂の結晶の「砂漠のバラ」をお土産にするのもチュニジアらしいですよ。
波乱万丈の歴史を感じる世界遺産
紀元前にフェニキア人が入植してから、ローマ、ビザンチン、そしてイスラム、オスマン帝国とチュニジアは歴史的に激しい覇権争いの渦中にありました。そんな歴史が垣間見える8つもの世界遺産も見どころです。
ローマ人によって滅ぼされたフェニキア人の遺跡カルタゴや、ローマの食糧の補給庫だったドゥッガ遺跡、ローマのコロッセオよりも保存状態の良いエルジェムの円形闘技場などが残されています。
また、北アフリカ初のイスラム都市ケロアン(ケルアン)や、イスラム的な旧市街のあるスース、グランドモスクの建つチュニスなども世界遺産に登録されています。例えば首都チュニスで考えてみると、古代フェニキア人が建設し、その後ローマ属州になり、アラブ化したかと思いきや、フランス保護領になったりと、様々な歴史の積み重ねを感じられますね。
日本人の口にも合うチュニジア料理
ここまでの記事を読んでくださった方なら、チュニジアでは様々な文化が融合していることがお分かりいただけるかと思います。そうなると、チュニジア料理ってどんな料理だと思いますか?地中海料理とアラブ料理がミックスされて、イタリア料理やフランス料理の影響も受けた独自の料理に発展しているんです。
主食は粒々のパスタ、クスクスやパンで、トマトやオリーブオイルを使ったヘルシーな料理が多いです。ハリッサと呼ばれる唐辛子ペーストも定番で、辛い物好きには特におすすめ。地中海の魚介類も多く使われますよ。また、イスラムの国ではありますが、ビールやワインも楽しめます。他に日本人に人気が高いものでは、クレープのような生地で卵やツナを包んだ揚げ物ブリックなどがありますよ。現地でぜひ食べてみてくださいね。