南太平洋上の日付変更線を超えたところに浮かぶ島国「クック諸島」。島の名前の由来はもちろん、冒険家キャプテン・クック。諸島は点在する15の島々によって構成され、それぞれの島には、かつてキャプテン・クックをも魅了したであろう豊かな自然が広がります。
実は、このクック諸島、ニュージーランドの首都オークランドから約3時間と意外にもアクセス良好。にもかかわらず日本人にはまだあまり知られていない国の一つです。……島の神々が守り続けてくれている、見渡す限りの大自然と果てしなく青い海。さぁ、次の旅の行き先はクック諸島で決まりです。
クック諸島の基本情報
クック諸島の気候
クック諸島の気候は一年を通してそれほど変わりません。気温も25~28度前後、11~3月が最も暑く時々雨も降ります。服装は完全に夏服、リゾート服でOKです。日差しが強いのでサングラスや帽子もあった方がいいでしょう。
クック諸島への行き方
一番便利な行き方は、ニュージーランド航空を利用し、首都オークランドで乗り継いでラロトンガ島へ入るルートです。ただし、毎日同じ時間に飛んでいる路線ではない為、飛行機のスケジュールに合わせて旅行を計画する方がいいでしょう。また、本数は少ないですが、タヒチ経由のエア・タヒチヌイ航空を利用しても行くことができ、タヒチ&クック諸島の2か国周遊も可能です。
クック諸島のお役立ち情報
まだまだ通信環境が進んでいない為、WIFIなどは有料のホテルが多いです。ここではゆっくり本でも読むことをおすすめされているのかもしれません。アイツタキ島だけでなくラロトンガ島もですが、ホテルの周りにはコンビニエンスストアなどがありません。ラロトンガの中心地アバルアにはスーパーもありますので最低限の買い物は可能ですが、アイツタキの唯一の町アルタンガには小さな商店があるだけです。必要なものは日本から持参されるがいいでしょう。またこの国では英語が公用語の為、どこでも英語が通じるので安心です。
クック諸島ではただひたすら何もしない贅沢な時間を。
15の島を持つクック諸島ですが、観光客が訪れるメインの島は国際空港のあるラロトンガ島とラグーンが美しいアイツタキ島。旅行では1つの島に絞ってのんびり滞在してもいいし、2島両方に滞在して違いを楽しむ周遊をしてもいいし、自分らしい滞在を!
ラロトンガ島
国際空港のあるラロトンガ島は島一周が32キロ、自転車でも1日で回れてしまうサイズの島です。島はリーフが生み出す美しいターコイズブルーの海と、真っ白な白砂ビーチに囲まれているので、どこへ行っても、いつでも海が目の前にあります。この島は火山島でもあり、島の中心には600mほどの山々も連なり、その緑も深くて神秘的で美しいのです。ラロトンガ島では海だけでなく緑の多い山と、そしてちょっとしたローカルな町を楽しめる小さくても充実した島です。
アイツタキ島
もう一つの人気の島・アイツタキ島はラロトンガから飛行機で約50分、美しいラグーンに囲まれた楽園島です。こんなに美しい海が世の中にあったのかと思わずにはいられない絶景があります。アイツタキ島はいくつかの島で成り立っていますが、リゾートがあるのはメイン島であるテ・コウツのみ。あとは人の住めない無人の小さな島となっています。その島々とラグーンを一日かけて満喫する「ラグーンクルーズ」は参加マスト。一生の思い出となるはずです。
リゾートの選び方
クック諸島のリゾートへはニュージーランドからの家族連れも多いのですが、12歳、18歳以下の宿泊がNGとなっている大人向けのリゾートもあります。美しい海を見ながら静かに過ごしたいというカップルやご夫婦にはこの大人向けリゾートがおすすめ。逆に家族連れにも子供OKリゾートの方が気兼ねなくステイ出来るのでいいですよね。豪華リゾートからバンガロータイプのアットホームなリゾートまでありますが、いずれも客室数はかなり少ないので早目の予約が必須です。
エッジウォーター・リゾート&スパ(ラロトンガ島)
国際空港から車で5分のちょっと大きめリゾート。カジュアルでファミリーもOKなので賑やかです。お部屋カテゴリーもリーズナブルなガーデンから、眺めのいいラグーンビューやシーフロントまで選べます。友人グループ、家族同士などで利用出来る3ベッドルームヴィラも!美しい海を目の前に気軽にステイを楽しみたい方におすすめのリゾートです。
住所 | 1 Puaikura Drive, Arorangi, Rarotonga, Cook Islands |
電話番号 | 682 25435 |
URL | https://www.edgewater.co.ck/ |
ノーチラス・リゾート・ラロトンガ(ラロトンガ島)
ラロトンガ島南東部ムリ・ビーチに建つラグジュアリーリゾート。上品なインテリアの客室は全てヴィラタイプとなっており、我が家の様に寛げます。高級ながら子供の宿泊も可能なので、ファミリーにもおすすめです。
住所 | PO Box 50 Muri Rarotonga, Cook Island |
電話番号 | 682 25125 |
URL | https://www.nautilusresortrarotonga.com/ |
ムリ・ビーチ・リゾート(ラロトンガ島)
ムリ・ビーチにある少しカジュアルなリゾート。お子様OKのヴィラタイプのお部屋と、12歳以下宿泊不可のアパートメントタイプのお部屋とあるのでカップルからファミリーまでの利用が可能です。ヴィラにはキッチンもついているので長期滞在派には自炊も出来るので人気です。
住所 | PO Box 146 Rarotonga, Cook Islands |
電話番号 | 682 22779 |
URL | https://www.muribeachresort.com/ |
テ・マナバ(ラロトンガ島)
全13室のラグジュアリーリゾート。客室は全てヴィラタイプで、一番小さいお部屋でも80平方メートル以上あり、その他の部屋は2~3ベッドルーム&プライベートプールまである、まるで1軒屋の様なヴィラとなっています。パシフィックホテルと同系列になるのでホスピタリティも期待出来ます。お子様のご利用も可能です。
住所 | Ara Tapu, Ngatangiia District, クック諸島 |
電話番号 | 682 28150 |
URL | https://www.pacificresort.com/te-manava/ |
テ・ヴァカロア・ヴィラズ(ラロトンガ島)
ムリ・ビーチにある12歳以下はNGの大人限定の隠れ家ヴィラリゾート。客室は6棟のヴィラに2ベッドルームと1ベッドルーム、計6部屋のみのプライベート感溢れるリゾートです。各部屋にはベッドルームの他にリビング、テラスがあり、2ベッドルームにはキッチンも。リゾートのプールもこの6組みのみで利用出来る贅沢なリゾートです。
住所 | PO Box 593, Rarotonga, Cook Islands |
電話番号 | 682 25590 or 682 55020 |
URL | https://www.tevakaroavillas.com/ |
パシフィック・リゾート・ラロトンガ(ラロトンガ島)
4星クラスのファミリーで宿泊出来るリゾートです。目の前のムリ・ビーチでは様々なマリンアクティビティも楽しめ、カヌーやシュノーケリングなどの体験などいろいろ楽しみたい方におすすめです。もちろん美しい海を眺めながらのんびり時間を過ごすにも最適なリゾートです。
住所 | Muri beach,Ngatangaia Village |
電話番号 | 682 20427 |
URL | https://www.pacificresort.com/ |
ムリ・ビーチ・クラブ(ラロトンガ島)
こちらはなんと18歳未満の宿泊が不可となる大人専用リゾート。2階建てのビルディングタイプに30部屋と大人のグループ旅にも対応。ホテルの目の前の広い砂浜にてパーティも出来、カンファレンスルームもあるので様々なイベントの開催が可能です。「MICE SALES KIT」の用意があるのでイベント担当の方は要チェックです。
住所 | P.O. Box 3050 Rarotonga, Cook Islands |
電話番号 | 682 23 000 |
URL | https://www.muribeachclubhotel.com/ |
アイツタキ・ラグーン・リゾート(アイツタキ島)
ラグーンに囲まれたアイツタキ島の東部のモツ(小島)にあるリゾートホテルで、ホテルへ行くには渡し舟に乗船します。島にはこのホテルのみなので、島を囲むビーチは宿泊ゲストだけのもの。プライベート感も満載で16歳以上からの宿泊が可能となっているのでカップルにもおすすめです。クック諸島で唯一、部屋から海へ直接アクセス出来る水上バンガローがあるのも魅力です。
住所 | Akitua, Aitutaki, Cook Islands |
電話番号 | 682 31200 |
URL | https://www.aitutakilagoonresort.com/ |
パシフィック・リゾート・アイツタキ(アイツタキ島)
アイツタキ島北西にある随一の豪華リゾートホテル。海に向かって景色を楽しめるよう広々としたバルコニーのある客室はヴィラタイプ、バンガロータイプがあり5タイプ。数少ないお子様の宿泊も可能な高級リゾートという事もあり29部屋も常に満室。高台の絶景レストランではクックの伝統的ダンスショーを鑑賞しながらのディナーも楽しめます。お酒を飲みながらサンセットを楽しめるバーでゆったりした時間を過ごすのもいいですね。
住所 | Amuri village Aitutaki, Cook Islands |
電話番号 | 682 31720 |
URL | https://www.pacificresort.com/aitutaki/ |
エトゥ・モアナ(アイツタキ島)
広大な敷地の中にわずか10棟のみが建つ隠れ家リゾート。こちらはお子様NGの大人だけで過ごすために作られた事もあり、敷地内は美しく整えられ、優雅な空間を楽しめます。客室にはキッチン、ダイニングも備わっているので静かで美しい場所で長期滞在したい方には最適です。
住所 | P.O. Box 123 Aitutaki, Cook Islands |
電話番号 | 682 31 458 |
URL | https://www.etumoana.com/en/boutique-hotel-aitutaki-cook-islands-south-pacific |
タマヌ・ビーチ(アイツタキ島)
素晴らしいロケーションに部屋数が多くなく、プライベート感溢れるリゾートですが、カジュアルラグジュアリとして居心地のいいステイが楽しめます。広い敷地はエリアを分け、お子様OKのManea Wingと12歳以下宿泊不可のPurotu Wingとしてファミリーからカップルまで快適に過ごせるのがいいですね。大人エリアにはバンガロー他に1棟のみのヴィラがあり、ラグジュアリーを求める方におすすめです。
住所 | Tamanu Beach Aitutaki, Cook Islands |
電話番号 | 682 31810 |
URL | https://tamanubeach.com/ |
アイツタキ・エスケープ(アイツタキ島)
本格的な隠れ家リゾートがここ。全3部屋のみの完全プライベートリゾートです。各部屋にプール、キッチンやバーベキューグリルがついているので、まさに暮らす様にステイが出来るので長期滞在にはおすすめです。オーナー夫妻が食事からアクティビティまで色々アレンジしてくれるので思いのままアイツタキを楽しめます。
住所 | Amuri, Aitutaki, Cook Islands |
電話番号 | 682 31906 |
URL | https://www.aitutakiescape.com/ |
まとめ
クック諸島の魅力はお伝え出来ましたでしょうか?かなりマイナーな国だと思われていますが、実はとても行きやすくリゾートも多いので、とてもメジャーな国なのです。(日本人以外には笑)綺麗な海は世界中に数あれど、南太平洋の海の美しさは一生に一度は体験していただきたい。中でもクック諸島はまだまだ素朴さが残り、まだ暫くは自然もこのままだと思える国。ひたすら何もしない贅沢を味わうにはぴったりの国。ちょっと疲れたな、と思った時、クック諸島の事を思い出してみてください。きっと行かずにはいられなくなるハズです。