目次
アルゼンチンというとサッカーやタンゴで有名ですが、観光するなら豊かな自然も見逃せません。高々とそびえるアンデス山脈や大迫力の「イグアスの滝」、「パタゴニアの氷河」、「海獣の聖域バルデス半島」など、スケールの大きな景観は見る者を圧倒します。絶景本でもお馴染みの、アルゼンチンのウユニ塩湖「サリーナス・グランデス」や南米のグランドキャニオン「ウマワカ渓谷」等、インスタ映えするフォトジェニックなスポットが目白押しです。今回は、そんなアルゼンチンのおすすめ観光スポット10選(PART①で5つ、PART②で残り5つ)をご紹介します。
氷河が織りなす絶景の「青の世界」に感動!ペリト・モレノ氷河
カラファテにある、ロス・グラシアレス国立公園には世界遺産に登録されている世界3番目の氷河群があります。この氷河群の中でも最も有名なのが「ペリト・モレノ氷河」です。ペリト・モレノ氷河は、現在でも成長と崩壊を繰り返しているため、“生きた氷河”と呼ばれています。先端部の幅は約4km、高さは約60m。そして、現在でも1日約2mも成長をしているというから、とんでもないスケール感です。
このぺリトモレノの魅力は何といっても、押し出される氷河の大崩落です。年間700メートルというゆっくりとした速度で押し出された氷河の先端の一部が崩れ、轟音とともに湖へ落ちる姿は、圧巻の一言です。また、積雪により長期間、圧縮された透明な氷は赤い光を吸収してしまうため、氷河の氷が青く見え非常に神秘的です。この自然の織りなす絶景を見て、自然の偉大さを感じてみませんか?
アルゼンチンのツアーはこちら
スケール世界最大級!南米の絶景イグアスの滝
一生に一度は見てみたい南米の絶景、イグアスの滝。アルゼンチンとブラジルにまたがって毎秒6500トンという途方もない水量で世界中からの観光客を魅了する、世界三大瀑布の一つです。川幅4km、最大落差は80mとケタ違いのスケールで、我々の想像をはるかに超えています。
どちらから見るのがベストか?アルゼンチン・ブラジルとそれぞれの国から異なった景色、楽しみ方があるので2国で観光がオススメです。特にアルゼンチン側からしか見ることのできない悪魔の喉笛は必見です。唸りを上げる激流と凄まじいまでの水しぶき、轟音、風圧、光り輝く虹…是非ずぶ濡れになって、五感でイグアスの滝を感じてみてください!
太古の息吹を感じる世界遺産「ウマワカ渓谷」
南米のグランドキャニオンとも呼ばれる世界遺産ウマワカ渓谷は、全長150kmにわたります。周囲には目を疑うほどカラフルな岩肌が。まるで絵画のような、素晴らしい風景が続きます。
なかでもウマワカの町から車でさらに40分ほど高地へ向かったところにある展望台から見る「オルノカルの14色の丘」の景観は圧巻です。北部アルゼンチンの名所ウマワカ渓谷の中でも一番の絶景ポイントといえます。プルママルカの7色の丘とは明らかに異なり、鮮やかな三角形の文様がうろこのように連なる光景は、人気上昇中のぺルーのレインボーマウンテンを彷彿させます。絶景マニアならずとも見ておきたい絶景です。
塩湖マニア必見!「アルゼンチンのウユニ塩湖」サリーナス・グランデス
サリーナス・グランデスはアルゼンチン北部フフイ州にある巨大な塩湖です。アルゼンチンのコルドバ州、カタマルカ州、ラ・リオハ州、サンティアゴ・デル・エステロ州の境界部に位置し、なんと面積は6,000 平方km。塩湖としてアルゼンチン国内では二番目、南米で三番目の規模を誇ります。ボリビアのウユニ塩湖とはまた一味違った表情を見せてくれる、アルゼンチンを代表する塩湖です。
塩湖を掘ってできた塩水のプールは透明度が高く、コバルトブルー色が太陽の光でキラキラと輝いており綺麗です。鏡張りの時期をねらうなら12月から3月終わりくらいまでに訪れるのがよいでしょう。ウユニ塩湖よりも人が少ないので、トリックアートも周りを気にせずに撮影を楽しめます。
アンデス最深部を走る「雲の列車」
「雲の列車」はアルゼンチン北部にあるサンアントニオデコブレスからポルボリージャ鉄橋までの山岳ルートを運行し、チベット鉄道に次いで世界第2位、中南米では一番高い所を走る観光列車です。その名の通り、最も高いところで標高4,220mと富士山よりも高い場所を走ります。
標高3,775mのサン・アントニオ・デ・ロス・コブレスよりスタートし、終点の4,220mのポルボリージャ鉄橋まで様々な景色の移り変わりをお楽しむことができます。窓からの景色は、人の背丈を優に超えるサボテンが咲き誇り、赤茶けた大地が広がる幾分単調な光景ですが、高低差63mの鉄橋を傾いて走る感覚は他ではなかなか体験です。