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キューバという国にどんな印象をお持ちでしょうか。社会主義?革命?ラテン?今回はキューバの首都、ハバナを訪れた際の楽しみ方10選をご紹介します。
キューバはアメリカのフロリダ州の南に位置する、カリブ海最大の島です。カストロやチェ・ゲバラの率いる革命軍が政権を打倒した革命戦争から60年ほど、キューバは社会主義の国として歩んできました。クラシックカーやコロニアルな街並みが独特な空気を醸し出し、旅人を魅了します。
情緒漂う旧市街の街並みを満喫しよう!
ハバナはキューバの首都です。200万人が暮らす大都市には旧市街と、高層ビルが立ち並ぶ新市街がありますが、観光の見どころは旧市街。旧市街は世界遺産に登録されているのです。旧市街のメインストリートであるオビスポ通りは旧市街の中でも昔ながらの面影を残す通りで、通りにはギターの生演奏に突然踊りだす陽気な人々や観光客で今も人通りが絶えません。
オビスポ通りにあるホテル、アンボス・ムンドスにも足を延ばしてみましょう。ここは小説「老人と海」で有名なヘミングウェイが常宿としていたホテルです。彼の宿泊していた511号室はちょっとした博物館になっています。屋上のレストランからは旧市街を見渡すことができます。
住所 | 153 Obispo, La Habana, キューバ |
電話 | +5378609529 |
公式HP | https://www.hotelambosmundoshabana.com/ |
ラム酒ハバナ・クラブ博物館でラム酒を堪能しよう!
キューバではラム酒が有名です。ハバナ・クラブのボトルはお酒に興味のない方でも見たことがあるかもしれません。ハバナにはラム酒ハバナ・クラブ博物館があり、見学ツアーに参加して歴史と製造過程を知ることができます。
1930年のラム工場を再現したミニチュアは大変精巧で、想像していたよりも興味をひかれます。原料となるサトウキビを運ぶ蒸気機関車がリアルな工場を走り回る姿は、子どもでなくても心躍るはず。12にも及ぶ工程を見学したあとは、バーでハバナ・クラブのテイスティングができます。日本でも工場見学は人気ですが、ハバナでも見学ツアーは人気で大盛況です。
住所 | Av. del puerfo MO.262 esq.sol |
電話 | +5378618051 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
料金 | 7 キューバ・ペソ |
公式HP | https://www.havanaclubmuseum.com/en/ |
ラム酒のお酒モヒートを飲むならここ!
工場を見学したら、次は実際にお酒を楽しみたいですね!ラム酒を使った有名なカクテル、モヒートが有名なお店がハバナにはあります。「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」は常に賑わう有名店です。こじんまりしたお店ではライブバンドが陽気な音楽を奏で、お店の外ではモヒートを飲みながら踊るのが定番。ラム酒にミントを加えた目にも爽やかなお酒は、味もさっぱりとして暑いキューバにぴったりのお酒です。もちろんお酒以外にもレストランとして食事も楽しめるのでお子様連れにもおすすめ。ヘミングウェイが通ったお店としても有名です。
住所 | Calle Empedrado 207,e/Cuba y San Ignacio, La Habana Vieja |
電話 | +5378671374 |
営業時間 | 12:00~23:00 |
公式HP | http://labodeguitarestaurant.restaurantwebx.com/ |
ヘミングウェイ行きつけレストランで食事!
もう1つ、ヘミングウェイが通った店として有名なところがあります。オビスポ通りの端にあるフロリディータというレストランです。店内に入ってすぐ左に、ヘミングウェイの実物大の像がカウンターに腰かけていて、観光客の写真スポットになっています。こちらでもライブバンドが陽気な音楽を奏で、多くの人が食事を楽しんでいます。
フロリディータを訪ねたら、ぜひ「ダイキリ」というカクテルを頼んでみましょう。ラム酒をベースとしたカクテルで、少しアルコールが強いですが清涼感のある味です。混みあう店内ですが、不思議とカウンターでも落ち着く店内です。
住所 | Calle Monserrate No.557, esq. Obispo, La Habana Vieja |
電話 | +5378671299 |
営業時間 | 11:00~23:30 |
クラシックカーを乗りこなそう!
ハバナではあちこちで色とりどりのクラシックカーを目にします。車が好きな方も、そうでない方も、またとない機会なので乗ってみませんか?タクシーとして利用されている場合も、オプショナルツアーとして乗る機会もあります。乗り心地は決して良いとはいえませんが、それもクラシックカーならでは。街中には並べて停めてあることもあるので、機会を逃さずパチリといきましょう。
またはこんな可愛らしいココナッツタクシーと呼ばれるものも街中で目にします。遊園地のアトラクションのようですね。料金は交渉制なので乗車前にきっちり決めましょう。
ハバナの夜はカリビアン・ミュージックを楽しもう!
ハバナの夜は長いです。伝統的なキャバレーで過ごすのはいかがでしょうか。キャバレー・トロピカーナで行われるショーは、1939年から続く歴史あるショーで、毎晩20時頃から2時間ほど行われます。劇場は野外で2000人も収容可能な大きなものです。中心には広いステージがあり、たっぷり2時間、90人ものダンサーが切れ目なく煌びやかな衣装をまとい観客の目を楽しませてくれます。
ハバナはかつてラテンアメリカ大陸最大の歓楽街とされていたこともあり、その時代で培われたハイレベルなショーやライブを楽しむことができるのです。トロピカーナショーでは、カリビアンミュージックの他、様々なジャンルの音楽を楽しむことができます。
住所 | 72 y Linea del Ferocarril, Meriano |
電話 | +537279147 |
営業時間 | 19:30~1:00 |
料金 | 75~95 キューバ・ペソ |
公式HP | https://www.cabaret-tropicana.com/en/ |
キューバならではの民泊にトライ!
宿泊は何もホテルに限ったことではありません。キューバでは民泊という、個人が家の一部を旅行者に貸しだす仕組みが整っているのです。キューバではこれを「家」という意味のカサと呼んでいます。
現地のお宅にお邪魔するので、日本人には少し抵抗があるかもしれませんが、キューバではカサが急速に増えてきており、住民の受け入れ態勢も整っているので心配ご無用。実際に住まれているお宅なので水回りの管理も行き届いており、意外ですがホテルよりもたっぷりお湯が出る場合もあるのです。ラテンの国キューバの暖かな家庭で、ホテル滞在では味わうことのできないキューバの生の生活を近くに感じることができます。
小さな漁村コヒマルで穏やかに過ごそう!
ハバナから東へ車で15分ほど走ったところに、コヒマルという小さな漁村があります。ヘミングウェイの「老人と海」の舞台になった場所として有名なところで、広場にはヘミングウェイの胸像が建てられています。その広場の横にある要塞も小さいながら趣があって必見。屋上から眺める海も美しいです。静かな村ですが、海風が気持ち良いので私も好きな街です。
ヘミングウェイが通っていたレストラン(ラ・テラサ)に立ち寄って海を眺めながら食事を楽しむのも一興です。ラ・テラサには有名な釣りの大会、「ヘミングウェイカップ」でのカストロ前議長とのツーショットをはじめ、釣りを楽しむヘミングウェイの写真が飾られています。
住所 | Calle Real No.161 Cojimar, La Habana del este |
電話 | +5377665151 |
営業時間 | 12:00~23:00 |
備考 | コヒマルのヘミングウェイの胸像がある公園から歩いて10分ほど。 |
ここはおさえたい写真スポット!新市街の革命広場
新市街にあるものの、必ず訪れたいのが革命広場。大きい広場で、メーデーなどの演説の際は、多いときには数十万人もの人が埋め尽くすそう。有名なのは広場に面する内務省の壁にあるゲバラのモニュメントです。わざわざ訪れてでも写真を撮っておきたいポイントです。ゲバラに隣り合う情報通信省にカミーロ・シエンフエゴスの顔もあります。カミーロはキューバ革命でカストロ、ゲバラと共に重要な役割を果たしました。
住所 | Av. Paseo, La Habana, キューバ |
広場の横には、第二次独立戦争を指導したキューバの英雄、ホセ・マルティの記念博物館があります。旧市街と新市街は離れているのでタクシーでの移動が望ましいでしょう。
住所 | Calle Paseo y Ave. Independencia. Plaza de la Revolución. La Habana, Av. Paseo, La Habana |
電話 | +5378820906 |
営業時間 | 9:30~16:00 |
定休日 | 日曜日 |
料金 | 敷地入場料 1キューバペソ 展望台 3キューバペソ 展望台と博物館 5キューバペソ カメラ 1キューバペソ |
広くて明るいヘミングウェイ邸へ!
ヘミングウェイの住んでいた家を見学することができます。閑静な住宅地に建てられた家には、「老人と海」を書いた部屋や8000冊を超えるといわれる蔵書などがそのまま残されています。敷地はとても広く、ちょっとしたプールもあります。自然が豊かで、眺めもよく、100年ほど前の家とは思えないくらいおしゃれで羨ましいくらいのお宅です。見学は家の周りを歩きながら、窓やドアから屋内を眺めます。
庭の片隅にはヘミングウェイの愛艇「ピラール号」が保管されており、近くまで行って眺めることもできます。
住所 | Finca La Vigia, San Francisco de Paula |
電話 | +5376910809 |
営業時間 | 10:00~16:30 |
定休日 | 日曜日 |
料金 | 5キューバペソ(コンパクトカメラは含まれる) ビデオカメラ 50キューバペソ ガイド 5キューバペソ |
公式HP | https://ja.hemingwayhavana.com/ |
まとめ
コロニアルな街並みをもつ世界遺産の都・ハバナ。ご紹介したスポット以外にもまだまだたくさんの魅力があります。ハバナの街を歩いて自分のお気に入りスポットを探したい!という方は、是非ファイブスタークラブにてハバナ旅行のご相談をされてみてはいかがでしょうか?