目次
- 1 世界遺産の中でも誰もが認める偉大な人類の遺産マチュピチュ遺跡(ペルー)
- 2 神秘の水晶砂漠 「レンソイス」(ブラジル)
- 3 一生に一度は行ってみたい絶景 憧れのイースター島(チリ)
- 4 密林の佇むマヤ最大級の遺跡パレンケ(メキシコ)
- 5 密林に佇む神殿ティカル(グアテマラ)
- 6 まさに自然の宝庫!美しきガラパゴス諸島(エクアドル)
- 7 地球最後の秘境ギアナ高地 エンジェル・フォール(ベネズエラ)
- 8 スケール世界最大級!南米の絶景イグアスの滝(ブラジル/アルゼンチン)
- 9 氷河が織りなす絶景の「青の世界」に感動!ペリト・モレノ氷河(アルゼンチン)
- 10 天空の鏡 ウユニ塩湖(ボリビア)
- 11 広大な大地が繰り出す絶景を目にしてほしい!
多くの国を旅行したけれど、中南米にはまだ行ったことがない、という人は多いのではないでしょうか。日本の正反対に位置していることから敬遠しがちですが、マチュピチュやウユニ塩湖など、中南米は絶景・秘境の宝庫です。壮大な自然が創り上げた絶景は、時に見る者の人生観を大きく変えるほどです。まずは実際にどんな絶景スポットがあるのか知りたい!そんな人のために、かつてペルーの遺跡発掘の仕事をするほど中南米好きの私が、独断と偏見で選んだ「見所ベスト10」をご紹介します。
世界遺産の中でも誰もが認める偉大な人類の遺産マチュピチュ遺跡(ペルー)
今地球上に登録されている1,000箇所以上の世界遺産の中でも常に人気上位にあがるマチュピチュ遺跡は、ペルーの山の中にひっそりと存在しています。16世紀半ば標高2,400mの山の中に都市を造っていたのです。入口は狭く、そこから少し上るといきなり目の前に現れるマチュピチュ。背後にはワイナピチュと呼ばれる山が聳え、テレビや写真で見たあのマチュピチュそのものです。
遺跡内を歩くと、神殿や住居跡などに用いられている美しい石積みから当時の技術の高さを知ることができるでしょう。神秘なる空中都市は訪れてはじめてその偉大さを実感できる遺跡です。
エリア | ペルーのクスコ県 |
住所 | Santuario Historico, Machu Picchu, Cusco, Peru |
オープン時間 | 6:00~17:30 |
入場料 | 152ソル(約4500円)※時間指定あり、1回の券で最大で4時間まで滞在可 |
アクセス | クスコ市内最寄り駅より列車で約3時間、さらにバスで30分。 |
備考 | 1983年世界遺産登録 |
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神秘の水晶砂漠 「レンソイス」(ブラジル)
世界には様々な砂漠がありますが、ブラジルのレンソイス砂漠は、ほぼ100パーセント石英が積もってできた、世界的にも珍しい真っ白の水晶砂漠です。大西洋から少し離れた内陸に吹きだまる砂の一粒一粒は水晶の結晶で、世界一細かく世界一白いと言われ、世界に二つとない絶景を作り上げています。
そんな水晶砂漠の雨季である1~6月に、沖縄県とほぼ同じ面積の砂漠に出現する無数のラグーン(池)は、エメラルド・グリーンを基調として、光の加減によってそれぞれが異なる色で輝きを放ちます。
空と砂と水が創りだす絶景。まるで夢の国か物語に出てくる天国のような景色は一見の価値ありです!
正式名称 | レンソイス・マラニャンセス国立公園 |
エリア | ブラジル連邦共和国北東部マラニャン州 |
住所 | Barreirinhas – State of Maranhão, 65590-000 ブラジル |
入場料 | 無料 |
アクセス | マラニョン州の州都サン・ルイスからバヘリーニャスへ(車で約4時間)。そこからレンソイスまでは4WDで約40分。 |
備考 | ベストシーズンは7月から9月 |
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南米注目都市リオデジャネイロ・サンパウロを効率よく周遊。減延泊のアレンジやホテルのアレンジなども可能です。
一生に一度は行ってみたい絶景 憧れのイースター島(チリ)
イースター島はチリ本土の沖合約3,800Kmに浮かぶ絶海の孤島で、古代部族が残した巨石像モアイで知られています。島内にはモアイ像が約1,000体あり、大きいもので高さ9メートル、重さが90トンにも達します。これらは何のために作られ、どうやって運ばれたのかが未だに謎に包まれています。中でもおすすめはモアイの製作工場跡といわれている「ラノ・ララク」です。約400体のモアイが山麓のいたるところに埋もれている様は圧巻です。
日中に様々なモアイ像を見て回るのも当然この島の楽しみ方の1つですが、モアイ像を更に美しく見るには朝日や夕日とともにモアイ像を眺めることをお勧めします。イースター島最大の15体のモアイが並ぶ「アフ・トンガリキ」での朝日鑑賞や「タハイ儀式村」の夕日鑑賞は要体験で、朝日や夕日」に染まるモアイ像の姿は、あまりにも美しく神秘的です。
正式名称 | チリ共和国自治区パスクア島 |
エリア | チリの首都サンチアゴ西方3,700Kmの太平洋上 |
住所 | Easter island,chile |
オープン時間 | 9:00~20:00 |
国立公園入場料 | 大人80ドル(12,431円) 子供40ドル(6,216円)(7~18才未満) |
アクセス | チリのサンチアゴ又はタヒチのパペーテより空路で5時間から5時間半 |
備考 | 1995年世界遺産登録(ラパ・ヌイ国立公園) |
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密林の佇むマヤ最大級の遺跡パレンケ(メキシコ)
パレンケ遺跡は、メキシコ南東部の密林にあるマヤ文明の大遺跡です。マヤ文明遺跡の中でも、有名なティカル遺跡やコパン遺跡に並ぶ、重要な遺跡の一つに数えられています。1950年代に未盗掘の王の地下墳墓が発見され、「メソアメリカのピラミッドは墓ではない」という当時の定説を覆した大発見があった場所でもあります。
「碑文の神殿」に残された617個の多くのマヤ文字や、トウモロコシの葉をイメージしたとされる窓が備え付けられた「葉の十字の神殿」、天文観測塔として使われていたらしい4層のタワー状建築物、頭蓋骨の浮き彫りが施された「頭蓋骨の神殿」など多数の見どころがあります。各神殿はそれぞれ上まで登れるようになっていますが、特に十字架の神殿からはジャングルに佇むパレンケ遺跡が一望できおすすめです。
エリア | メキシコ南東部チアパス州 |
住所 | Carretera a Palenque- Zona Archaeologica Km. 8, 29960 Palenque, Chis., Mexico |
オープン時間 | 毎日、08:00~17:00(※入場は~16:30迄) |
入場料 | 公園入場料36ペソ(約200円)と遺跡入場料75ペソ(約500円)が必要 |
アクセス | 遺跡の玄関口、パレンケの町の中心部から東へ8km。ミニバスが6:30~18:00頃迄、およそ15分間隔で運航(所要約20分) |
備考 | 1987年世界遺産登録 |
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密林に佇む神殿ティカル(グアテマラ)
グアテマラ北部にある古代マヤの代表的な都市遺跡ティカルは、世界遺産に指定されていてその規模は中米最大です。ジャングルの中に潜む多くの遺跡巡りはまさに探検気分。その素晴らしさをたっぷり味わうためには日帰りツアーでは物足りません。遺跡の入口にあるロッジに1泊するプランがお勧めなのです。
昼間のツアーでは体験できないサンセットを鑑賞したり、早朝真っ暗闇の中、鳥や動物の鳴き声を聞きながら神殿を目指して公園内を歩きます。その神秘的な雰囲気はまるで夢の中を歩いているような気分です。鬱蒼とした樹木のさらに上に聳え建つ4号神殿の上から眺めるサンライズは圧巻!!一生忘れられない思い出になるでしょう。
エリア | グアテマラ北部、ペテン県東部 |
住所 | 100 Selva Tropical, Tikal National Park |
オープン時間 | 毎日4:00~18:00 |
入場料 | 150ケツアル(約2400円) |
アクセス | 首都グアテマラから国内線でフローレス島へ。フローレスからツアーバスで約1時間半 |
備考 | 1979年世界遺産登録 |
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まさに自然の宝庫!美しきガラパゴス諸島(エクアドル)
1978年に世界遺産(自然遺産)第一号として登録されたガラパゴス諸島は、エクアドル本土から約900 km、東太平洋の赤道下に浮かぶ海洋島です。名前のついている島だけでも大小123の島々があり、 ガラパゴスゾウガメやウミイグアナなどといった、ガラパゴスに行かなければ見られない多くの固有の動物たちが各島々で独自の進化を続けながら今もなお息づいています。
ガラパゴス諸島の楽しみは、なんと言ってもガラパゴス固有のユニークな動物たちを間近で見られるという点です。南米のアマゾンやアフリカのサファリの動物たちとは違い、人を恐れることを知らないイグアナ、カツオドリやアシカたちを半径2m の近さで観察できます。この世界でも類を見ない特別な島々では、一年を通して動物たちの様々な営みを観察できます。
エリア | エクアドル本土から1000㎞西の太平洋上 |
住所 | Islas Galápagos,Ecuador |
入場料 | 入島料100USドル(15,539円) と入島管理料20USドル(3,108円) が必要 |
アクセス | エクアドルの首都キトより空路で約4時間 |
備考 | 1978年世界遺産登録 |
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地球最後の秘境ギアナ高地 エンジェル・フォール(ベネズエラ)
ギアナ高地の中心、ベネズエラのカナイマ国立公園内にあるエンジェル・フォールは落差979m、東京タワー3個分の高さから流れる落差世界一の滝です。ギアナ高地にある最大のテーブルマウンテン、アウヤンテプイから流れ落ちるその滝は、落差がありすぎる為、滝下部では水が拡散してしまい、滝壺が無いのです。
アドベンチャーな体験を含め滝をたっぷり楽しむなら、遊覧飛行で上空から滝を見るばかりでなく、地上から滝にアプローチするジャングルトレッキングツアーに参加するのがおすすめです。エンジェル・フォールの玄関口カナイマ村からエンジェル・フォールの展望台までは、ボートで3時間半ほど川を下り、島に上陸してから約1時間ジャングルトレッキングが必須になりますが、その苦労の末に見えるエンジェル・フォールは感動ものです。
エリア | ベネズエラ南東部、ギアナ高地内 |
住所 | Canaima National Park, Venezuela |
入場料 | 20USドル(31,078円) (国立公園入場料) |
アクセス | ベネズエラの首都カラカスより空路でカナイマ村へ(約2時間、途中乗り換えあり)。 そこからボートとトレッキングで約6時間半。 |
備考 | 1994年世界遺産登録 |
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スケール世界最大級!南米の絶景イグアスの滝(ブラジル/アルゼンチン)
一生に一度は見てみたい南米の絶景、イグアスの滝。アルゼンチンとブラジルにまたがって毎秒6,500トンという途方もない水量で世界中からの観光客を魅了する、世界三大瀑布の一つです。川幅4km、最大落差は80mとケタ違いのスケールで、我々の想像をはるかに超えています。
どちらから見るのがベストか?アルゼンチン・ブラジルとそれぞれの国から異なった景色、楽しみ方があるので2国で観光がオススメです。特にアルゼンチン側からしか見ることのできない悪魔の喉笛は必見です。唸りを上げる激流と凄まじいまでの水しぶき、轟音、風圧、光り輝く虹…是非ずぶ濡れになって、五感でイグアスの滝を感じてみてください!
エリア | ブラジル南西部 |
住所 | BR-469, Km 18, Foz do Iguaçu – PR, Brasil(Parque Nacional do Iguaçu) |
オープン時間 | 9:00~17:00 |
入場料 | 70レアル |
アクセス | ペルーの首都リマより空路で約4時間、またはブラジルのサンパウロより空路で約1時間半 |
エリア | アルゼンチン北東部 |
住所 | Ruta 101 Km 142, N3370 Puerto Iguazú, Misiones, Argentina(Parque Nacional Iguazú |
オープン時間 | 9:00~17:00 |
入場料 | 500アルゼンチンペソ |
アクセス | アルゼンチンの首都ブエノスアイレスより空路で約2時間 |
備考 | 1984年世界遺産登録 |
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氷河が織りなす絶景の「青の世界」に感動!ペリト・モレノ氷河(アルゼンチン)
カラファテにある、ロス・グラシアレス国立公園には世界遺産に登録されている世界3番目の氷河群があります。この氷河群の中でも最も有名なのが「ペリト・モレノ氷河」です。ペリト・モレノ氷河は、現在でも成長と崩壊を繰り返しているため、“生きた氷河”と呼ばれています。先端部の幅は約4km、高さは約60m。そして、現在でも1日約2mも成長をしているというから、とんでもないスケール感です。
このぺリトモレノの魅力は何といっても、押し出される氷河の大崩落です。年間700メートルというゆっくりとした速度で押し出された氷河の先端の一部が崩れ、轟音とともに湖へ落ちる姿は、圧巻の一言です。また、積雪により長期間、圧縮された透明な氷は赤い光を吸収してしまうため、氷河の氷が青く見え非常に神秘的です。この自然の織りなす絶景を見て、自然の偉大さを感じてみませんか?
エリア | アルゼンチンのサンタクルス州 |
住所 | Santa Cruz Province, Argentina(Parque Nacional Los Glaciares) |
オープン時間 | 夏期が9:00〜20:00、冬期が10:00〜18:00 |
入場料 | 約700アルゼンチンペソ |
アクセス | 首都ブエノスアイレスから、国立公園の玄関口エル・カラファテまで直行便で約3時間20分。 夏のハイシーズンはアルゼンチン航空が毎日3便程運航。 カラファテからツアーに参加するのが一般的で、市内から国立公園入口までバスで約1時間。 |
備考 | 1981年世界遺産登録 |
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天空の鏡 ウユニ塩湖(ボリビア)
南米のボリビア西部にあるウユニ塩湖は面積が約12,000k㎡を誇る世界最大の塩湖です。ウユニ塩湖は通年を通して観光が可能な場所ですが、日本人に人気が高いのは雨季の時期(12月~4月頃)です。湖面にうっすらと水が張り、完全に平らな水面は眼に入るもの全てを映し出す巨大な「鏡」となります。天国のように幻想的な風景はまさに「天空の鏡」と呼ばれています。時期や時間帯によって見せる表情が異なり、朝焼けや夕日のグラデーション、360度プラネタリウムのような星空など、言葉にならない感動の絶景がウユニ塩湖で待っています。
塩湖湖畔に建つ「塩のホテル」への滞在もおすすめです。壁やベッド、机等すべてが塩湖で採れた塩のブロックで造られたユニークなホテルでの滞在は、ここでしかできない貴重な体験です。
エリア | ボリビア南西部、ポトシ県 |
住所 | salar de uyuni,potosi,bolivia |
入場料 | 無料 |
アクセス | ボリビアの首都ラパスから空路で約1時間 |
備考 | 日本人観光客に人気がある時期は鏡張りが見れる1月から3月 |
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広大な大地が繰り出す絶景を目にしてほしい!
中南米好きの私が独断と偏見で選ぶ中南米の見どころ10選をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。中南米には悠久の自然、広大な大地が繰り出す絶景が数多くあり、どれも心動かされるものばかりです。ぜひ自分自身の目で、一度はこの絶景を目にしてほしいと思います。