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「今度ベリーズ行ってくるわ!」と報告する私に、「なにそれ?」やら「初耳国家」などと好き放題言っていた友人たち。幼い頃から世界地図を広げていた私には意外でしたが、たしかに同年代の女子には限りなく無縁な国、ベリーズ。中米の小国であるこの国はカリブ海に面し、美しい海が広がるリゾート地として知られています。今回は、実際に行ってみたら絶対好きになってしまうベリーズという国の、知られざる魅力についてご紹介していきます!
「サン・ペドロ」でリゾート気分を満喫♪
カリブ海に面したベリーズにはたくさんの“キー”と呼ばれる小島がありますが、その中でもサン・ペドロは世界最大規模のサンゴ礁が広がる、まさに楽園のようなリゾートなのです。エメラルドグリーンの海ときめの細かい白砂のビーチは目を見張るほどの美しさ。綺麗な海の多いベリーズの中でもここは格別!
ベリーズは都市部よりもビーチの方が開発が進んでいて、リゾートホテルも豊富。特にサン・ペドロは目抜き通りに様々なお店や施設が並んでいて便利なことに加え、治安もいいので旅行するにはピッタリの場所なのです。
マリンスポーツに励むも良し、ビーチでゆったりと過ごすのも良し。思い思いの充実したビーチリゾートライフが過ごせるここサン・ペドロはベリーズに訪れるなら外せない人気スポットです。
スリル満点!ジャガーに手渡しで餌付け体験!
ベリーズシティと首都ベルモパンの中間地点にあるベリーズ動物園。ここでは動物たちがなるべく自然のかたちで過ごせるよう飼育されていて、ベリーズの人気観光地の一つとなっています。
この動物園の目玉はジャガーへの餌付け体験!専用の檻の中でジャガーを至近距離で観察できるのが魅力です。ジャガーはレンジャーさんの指示を受け一芸を披露してくれたり、檻の上に飛び乗ってそのまま大人しく餌付けさせてくれるのです。鋭い牙で肉に噛みつくのに反して、両手で肉を掴みながら食べるジャガーの可愛らしさと言ったら・・・堪りません!
また園内にはベリーズの国獣であり悪夢を食べてくれることで有名なバク、そして色鮮やかな南国の鳥トゥーカンへの餌付けも可能。動物好きは必見です!
世界有数の絶景ブルーホールを贅沢な遊覧飛行で!
眩しいほどのターコイズブルーの海に突如として現れる海の大穴ブルーホール。局所的に水深が深くなることで海の色が濃くなり、このような不思議な光景をつくり出します。ブルーホールは探せば各地の海で見ることが出来ますが、カリブ海にあるものが他と違うのはその形と規模。上から見てみると直径300mの穴が綺麗に円を描いていて、その美しさから世界遺産にも登録されているほど。
ブルーホールの中は非常に透明度が高く、沢山の魚やウミガメ、ジンベイザメを見ることも出来るので世界中のダイバーの憧れの地でもあります。でもブルーホールの全景を見るなら、やっぱりセスナ機による遊覧飛行がオススメ。水面スレスレの低空飛行でアトラクションのように左右に傾きながら見るブルーホールは格別です!
超秘境!?マヤ文明神秘の遺跡は見る価値あり!
グアテマラとの国境付近に位置するカラコル遺跡は、メキシコのパレンケ遺跡、グアテマラのティカール遺跡、ホンジュラスのコパン遺跡と並ぶ同時代の4大マヤ遺跡のひとつに数えられる大都市国家。全盛期は15万人もの人が暮らしていたというから驚きです。このカラコル遺跡のシンボルとも言える高さ43mのピラミッド「カーナ」はマヤの言葉で「天の神殿」という意味。その言葉の通り周辺の遺跡の中でも特に大きいそれは迫力抜群で、威厳すら感じさせます。頂上まで登ることも可能ですが、想像以上に高いので高所恐怖症の人は注意!私は階段を登っている時に振り返ったら足がすくんでしまいました。
1936年に発見されるまで密林の奥で眠っていたこの遺跡は、ベリーズシティから車で4時間半という秘境中の秘境。しかしそれだけの時間をかけてでも行く価値のある非常に興味深い遺跡です。
自然に囲まれたエコロッジは小鳥との触れ合いが楽しい!
サンイグナシオにほど近い自然豊かなチャークリーク保護区には、「ザ・ロッジ・アット・チャークリーク」という豪華なロッジスタイルのホテルがあります。広大な敷地の中には快適なロッジは勿論のこと、清潔感のあるプール、スパ、カヌー、更には乗馬スペースまである、なんとも充実したホテルです。
そんなエコロッジ最大の見どころは何と言っても、自然と動植物の多さ。自然保護区内にあるというだけあって、早朝にはバードウォッチングも開催。保護区内には289種もの鳥が生息しているというから驚きです。また朝食時には、小鳥たちがすぐ近くに遊びに来て朝食のおこぼれを狙う、なんていう愛らしい姿も。施設だけでなくサービスや料理もベリーズとは思えないほど高品質。最高のロケーションにある最高のエコロッジなのです。
出会えるかどうかは運次第!シュノーケリングでマナティ探し!
人魚のモデルになったことでも知られるマナティですが、ここベリーズは世界でも珍しい、野生のマナティと泳げる場所なのです。
サン・ペドロの港からボートで約30分。事前に「出会えたらラッキーくらいに思ってくれ」と言われていましたが、ガイドさんオススメのシュノーケリングスポットに行くと運良くマナティが!!見た目に反して穏やかで人懐っこいマナティ。私たちが泳いでいるとヌヌ~っと近づいてきてお腹をツンツンとつついて来たり、真下で一緒に泳ごうとしたり・・・こ、こんな可愛い生き物だったとは!完全にメロメロです。
透明度の高い海には、マナティの他にも色とりどりの魚たちやウミガメ、エイが悠々と泳いでいて、永遠に見ていられるほど。ベリーズに来るならシュノーケリングは外せません。
確率的には断然こっち!リバークルーズでマナティ&イルカを発見!
イルカというと海のイメージが強いかと思いますが、実はここベリーズのリバークルーズでは野生のイルカやマナティにも出会えてしまいます!
リバークルーズは一緒に泳いだりすることはできないので、シュノーケリングに比べると感動は薄いですが、本来マナティの生息域は川。こちらの方が遭遇率は上なのです!
なんと開始30分で2~3頭のマナティを発見!海にいた時は1頭だけだったので、やっぱりこっちの方が多いんだなと実感。河口に遊びに来ているイルカも時折ジャンプをしてくれたり、なんだか歓迎されているような気分に!
また、マングローブが広がるエリアにはワニや野鳥たちの姿も。生き物が好きな人には是非ともオススメしたいベリーズのアクティビティです。