目次
- 1 アンギラ 果てしなく続く白砂ビーチはカリブでNO1
- 2 セントビンセント・グレナディーン諸島 非日常のセレブ感を味わう
- 3 ケイマン諸島 治安のいいダイビングパラダイス
- 4 ジャマイカ キングストンで訪れたいボブマーリー博物館
- 5 セントルシア 世界遺産の2つのピトンが魅力的な島国
- 6 グレナダ スパイスやチョコでも有名な美しいビーチのある島国
- 7 ドミニカ国 手付かずの豊かな自然と独自の文化を持つ小さな島国
- 8 マルティニーク カリブ海のフランスはナポレオンとジョセフィーヌゆかりの地
- 9 アンティグア・バーブーダ 美しいビーチでひたすらのんびりしてみましょう
- 10 セントクリストファー・ネイビス カラフルな街並みと要塞
世界203か国を旅し、かつてはスキューバダイバーとして世界の海を潜り歩いた経験を持つペンギン案内人2号。中でもカリブ海の島々は大好きで、20島あまりを制覇。ダイビングスポットだけでなく美しい白砂ビーチにも詳しく、今回は海とビーチと町、文化など広い観点からカリブの国々ベスト10をチョイスしてご紹介します。バハマやジャマイカだけがカリブではありません。実はもっといろいろ隠れたお薦めの島々があるのです。あなたも今度のバカンスはカリブの秘島にハイダウェイはいかが?
アンギラ 果てしなく続く白砂ビーチはカリブでNO1
カリブ海の秘境と呼ばれるイギリス領のアンギラ。セントマーチンの隣にある細長い島国です。カリブの海に美しい海はたくさんありますが、アンギラの海はトップレベル。美しく透き通った海はどこまでも続き、島中にたくさんある白砂ビーチの美しさはため息もの。それでいてほかの島に比べて人も少ないので、海もビーチも独占気分を味わえる極上のカリブの楽園なのです。
フランス語でウナギを意味するアンギラは細長い島のいたるところにそんな美しいビーチが存在し、海に面した素敵なリゾートホテルが点在しています。私の一押しホテルはカップジュルカ。果てしなく続く美しいビーチに面して建つ白亜のリゾートで、世界のセレブが訪れ、プロポーズにふさわしいホテルランキングでもトップクラス。
セントマーチンから船で20分。日帰りも可能ですが、泊まらないと絶対にもったいないビーチが待っているのです。
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セントビンセント・グレナディーン諸島 非日常のセレブ感を味わう
カリブ海の中で私がこよなく愛する島々は南東部に位置するセントビンセント・グレナディーン諸島にあります。初めて滞在してすっかり魅了されたのが「ブティセントヴィンセントリゾート」という離れ小島のリゾートでした。世界のセレブが専用セスナやヨットでやって来る上質のリゾートですが、裸足で過ごすナチュラル感もあって最高。私がカリブにはまった原点のホテルでした。
その後滞在したのは「ラッフルズ・カヌアンリゾート」。こちらはダイビングやスノーケリングの最高のスポットのひとつトバゴキーに近く、スノーケリングを楽しみました。ひたすら透明な海で、海底をスイスイ泳ぐウミガメもスノーケリングでばっちり観察できました。旅慣れたトラベラーが静かに過ごすカリブのリゾートでは、日常の疲れを癒しのんびりくつろぐのにも最高です。(その後このリゾートは経営が変わり現在はマンダリン・オリエンタル・カヌアンとして営業しています)
▼セントビンセント・グレナディーン諸島の記事はこちらをご参照ください
セントビンセント・グレナディーンとは?どこにある国?ツアーもご紹介
ケイマン諸島 治安のいいダイビングパラダイス
ダビングパラダイスとして知られるケイマン諸島。イギリス領のため治安のよさと人あたりのよさはカリブ随一。中でも16世紀頃難破船の船員や海賊が住みついた歴史を持つグランドケイマン。初心者向きのスティングレイ(エイの意味)シティと呼ばれるエイに餌付けができるスポットが有名です。浅瀬に集まるたくさんのエイが頭の上に乗ったり、大接近。めったにできない貴重な体験をしたのです。
北部にある「タートルファーム」では、生まれたばかりの赤ちゃんガメから大型のカメまで1万匹以上を飼育しています。生後2ヶ月の子ガメと記念写真を撮ることも。
美しいビーチを目指すなら、セブンマイルビーチは見逃せません。この島は大型クルーズ船の停泊地となっているので、クルーズで訪れることも可能ですが、できれば2~3泊してゆっくりダイビングなど楽しんでほしいところです。
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ジャマイカ キングストンで訪れたいボブマーリー博物館
ジャマイカに行くなら、リゾートだけでなく足を延ばしたいのがキングストン。「レゲエの神様」と称えられるボブ・マーリーは36年という短い生涯でしたが、ジャマイカに音楽の力で平和をもたらした現在も揺るがぬスーパースターなのです。キングストンには彼が青年期を過ごしたトレンチタウンの家や銃撃事件の場となった自宅があり、それぞれ博物館となっています。また彼が開いたタフ・ゴングスタジオは広く静かで神秘的なレコーディング空間です。
夜ともなると、キングストンのバーやクラブからはレゲエの音色が流れてきます。町の人々は毎夜魅力的な音楽に身を委ねに出掛けます。タクシー運転手も陽気なレゲエを流しています。心からレゲエ音楽を愛するキングストンの街を訪れ、リズミカルなレゲエに合わせ踊ってみるのは、ジャマイカでは必須ともいえる体験です。
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セントルシア 世界遺産の2つのピトンが魅力的な島国
もっともカリブ海らしい島と言えば、私の一押しがセントルシアです。山がちで起伏のある緑豊かなカリブらしい島国。中でも火山が生み出した2つのトンガリ山がこの島を魅力的な存在にしています。プチピトンとグロピトンという呼び名の付いた双子の山は、島の南西部にあって、どこからでも見えるわけではありません。ピトンを望む展望台には観光客が集まり、特にクルーズ船の乗客が下船観光に大挙して押し寄せたときは観光客がごった返していてゆっくり楽しむことはできません。
ピトンを独り占めしてゆっくり味わいたければ、その満喫スポットはJADE MOUNTAINという超高級ホテルです。泊まることは無理でも、ここのレストランにランチを食べに行けばOK。眼の前に広がる絶景に言葉を失うはずです。ここでのランチタイムは私にとって、数多く行ったカリブ海旅行中の最高のひとときだったのです。今度行ったら絶対泊まりたい、世界で指折りのリゾートに他なりません。
▼セントルシアについての記事はこちらをご参照ください。
セントルシアとは?どこにある国?ツアーや行き方もご紹介
セントルシアのツアーはこちら
お得な朝食つき!
豊かな自然に囲まれてゆっくり滞在。
オプショナルツアーのご用意もございます。
グレナダ スパイスやチョコでも有名な美しいビーチのある島国
グレナダはまだ日本人にはほとんど知られていないカリブ海の小さな島。別名「スパイスアイランド」とも呼ばれるほどスパイスの栽培が盛んで、ナツメグやクローブ、シナモンなど多くの香辛料が採れる自然豊かな島なのです。また同様にカカオもこの国の主要農作物のひとつ。島にはチョコレート博物館があったり、毎年チョコレートフェスティバルが開催されるなど、この国のチョコレート愛が伺えます。チョコレートハウスと呼ばれる博物館は必見です。
グレナダはカリブの中でもディープ・サウスと呼ばれる南東部、特に美しい海があるエリアに位置しています。グランドアンスビーチなどカリブでも指折りの美しいビーチでリゾートホテルに滞在してのんびりリゾートライフを過ごすこともお薦めです。新鮮な魚介類と、地元で採れたスパイスを駆使したグレナダ料理にトライしてみるのもいいでしょう。デザートはもちろんグレナダ産のチョコレートパフェ??
▼グレナダに関する記事はこちらをご参照ください。
グレナダとは?どこにある国?ツアーや行き方もご紹介
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都心に近い、便利な羽田発着便。小さな島でのんびり楽しめる。プールなど設備も充実!マリンスポーツも楽しめる島
ドミニカ国 手付かずの豊かな自然と独自の文化を持つ小さな島国
ドミニカ国は先住民族カリブ族が現在も住む唯一の島です。自然豊かなこの島にはカリブ海に存在する多種多様な植物が育生しており、「カリブの植物園」と呼ばれるほど。この国の魅力は美しく咲く花々、たわわに実るトロピカルフルーツ、そして世界遺産モーン・トロワ・ピトンズ国立公園に代表される手付かずの熱帯雨林にあり、カリブ海で最も美しい島のひとつというのも納得です。
住民のほとんどはサトウキビ・プランテーションの為に西アフリカのシエラレオネやガンビアなどから連れてこられた奴隷の子孫ですが、この国は先住民族カリブ族が現在も住む唯一の島なのです。世界遺産モーン・トロワ・ピトンズ国立公園のハイライト、エメラルドプールや、カリブ族の集落の訪問、英国植民地時代の名残を残す首都ロゾーの散策を楽しむのがお薦めです。私が訪れた時はちょうどクルーズ船の客がいない時期で、島内はガラガラで静かでよかったです。
▼ドミニカ国に関する記事はこちらをご参照ください。
ドミニカ国とは?どこにある国?ツアーや行き方もご紹介
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マルティニーク カリブ海のフランスはナポレオンとジョセフィーヌゆかりの地
南仏の雰囲気を色濃く残す国マルティニークはカリブ海に位置するフランス海外県のひとつ。全長80kmほどの起伏に飛んだ島は、常夏のカリブながらフランス語が話され、どこか南仏のようなムードが漂っています。サトウキビが多く採れることから島ではラム酒や黒砂糖が作られ、バラタ植物園にはカラフルでユニークな熱帯の植物が咲き誇ります。
またマルティニークはナポレオンの皇妃ジョセフィーヌが生まれた島でもあり、彼女の生家跡がラ・パジュリ記念館となっています。彼女は16歳のときにこの島を離れ、後に1804年、33歳のときにナポレオンと結婚したそうです。 博物館には様々な二人のストーリーが展示されています。とりわけ興味深いのがナポレオンから届いたラブレターで、これは必見です。
マルティニークはフランス領だけあって食事が美味しいのも嬉しいポイントです。新鮮なシーフードも素晴らしいフレンチに変身です。
▼マルティニークの記事はこちらをご参照ください
マルティニークとは?どこにある国?ツアーや行き方もご紹介
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カリブ海に浮かぶフランス領の島をめぐる。「熱帯のパリ」とよばれるフランス領のカリビアンアイランド、マルティニークへ。ジョセフィーヌの生家跡ラ・パジュリ記念館や植物園など見どころが満載
アンティグア・バーブーダ 美しいビーチでひたすらのんびりしてみましょう
カリブ海の歴史が詰まった島ともいえるアンティグア・バーブーダ。かつて英国海軍の本拠地となっていたイングリッシュハーバーがあります。でもこの島ではそんな歴史のことより、真っ白の美しいビーチで1日中のんびりバカンスを楽しむことを考えましょう。セイリングをしたり、シュノーケルをしたり。一押しホテルはアンティグア島の南部にあるカーライルベイ。熱帯雨林に囲まれるように佇む美しいリゾートは申し分なく快適です。
アンティグア&バーブーダの首都セント・ジョーンズは、アンティグア島の北西部に位置し、荘厳な雰囲気の英国教会やカリブ海を見下ろす大砲のあるジェームズ砦、市場やショッピングセンターなどがあり、観光や食べ歩きも楽しいものです。さらに北部の小島のバーブーダ島は手つかずの自然が残され、海の美しさはピカイチです。バーブーダ島へは飛行機で飛ぶデイトリップツアーなどがあるので、時間があれば足を延ばしてみたいものです。
カーライルベイ・アンティグア ホテル CARLISTLE BAY ANTIGUA
アンティグアのツアーはこちら
オールインクルージブ(食事・飲物・エンジンなしのウォータースポーツ込み)で優雅な滞在を!佐渡島の半分ほどの小さな島に滞在。豊かな森を青い海に囲まれてのんびり。
セントクリストファー・ネイビス カラフルな街並みと要塞
セントクリストファー・ネイビス、またの名をセントキッツ・ネイビス。セントキッツ島で訪れたいのは「ブライムストーン(ブリムストーン)ヒル要塞国立公園」。西インド諸島最大の要塞遺跡で、99年ユネスコの世界遺産に登録されました。カリビアンブルーを背景に堂々と建つこの要塞は、17~18世紀にサトウキビ生産地を守るために建てられ「カリブ海のジブラルタル」と呼ばれています。
首都バセテールは観光地の賑わいもそれほどなく静かで、ゆったり過ごせる町です。かつてのイギリス領だった名残でコロニアルなムードも健在です。初めてこの島を訪れた際に泊まったことがある「ゴールデンレモン」というホテルは、コロニアルスタイルのインテリアが洗練され、ニューヨークの建築家たちもこぞって泊まりに来るほど有名でした。そんな大好きだったカリブのホテルのひとつが、今はクローズしているらしいので残念です。
▼セントクリストファー・ネイビスに関しての記事はこちらをご参照ください。
セントクリストファー・ネービスとは?どこにある国?ツアーもご紹介
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丘の上に立ち眺めもよく、観光ポイントへのアクセスが良い!かわいらしい小さな町で散歩も楽しめる。世界遺産の城塞もある