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皆様、突然ですが滝はお好きでしょうか。今回は日本から遠い遠い南米のブラジルにある、イグアスの滝をご紹介します。この滝は北米のナイアガラの滝、アフリカのビクトリアの滝と並ぶ世界三大瀑布の1つなんですが、その2つの滝と比べてイグアスの滝はスケールの大きさや迫力がケタ違いなんです。例えば、この滝には大小275もの滝があり、最大落差は約80メートル、幅は何と約4キロ!また、この滝はブラジルとアルゼンチンの国境に位置しており、滝とその周辺は国立公園に指定され、ユネスコの世界遺産に登録されています。その広さはなんと東京都とほぼ同じくらいの広大な面積なんです。観光は両国のブラジル側、アルゼンチン側の両側から可能です。そんな魅力あふれるイグアスの滝を詳しく見てみましょう!
イグアスの基本情報
住所 | BR469, Km18-Parque Nacional do Iguacu, Foz du Iguacu, Parana, Brasil |
公式サイト | https://cataratasdoiguacu.com.br/ |
イグアス滝のベストシーズン
せっかく訪れるなら、もっとも美しくて迫力のある滝の姿をみたいですよね。水量が最も多くなり迫力満点な滝を楽しめるのは雨季の間の12月から1月ですが、残念ながら水量が多すぎると水は茶色く濁ってしまいます。そのため、雨量が増えだす10月頃がベストシーズンでしょう。乾季の6月~8月は天気が安定しますが、水量の少ない年があります。イグアスの滝という名前は先住民の言葉で「大いなる水」という意味があって、その名の通り毎秒(!)65000トンもの水を放出しています。その迫力をぜひ体感してください。
イグアスの滝への行き方
日本からは米系の航空会社にてブラジルのサンパウロ、またはリオデジャネイロに入り、国内線でイグアスへ移動するか、またはラタム航空という南米の航空会社でペルーのリマに入り、そこからイグアスへ移動する方法が一般的です。他には中東を経由する方法もあります。
観光の拠点はイグアスの滝の近くに、ブラジル側であればフォス・ド・イグアス、アルゼンチン側であればプエルト・イグアスという街があります。各拠点からは、車で30分ほどで国立公園の入口に到着します。
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イグアス滝は2つの見方がある?
この滝は国境に位置しているがゆえ、「ブラジル側から」と「アルゼンチン側から」と、観光の楽しみ方が2つあります。滝の見え方は方向により全く異なるので、できれば時間を割いて両側から眺めたいものです。
ブラジル側からの楽しみ方
滝の多くはアルゼンチン側にあるため、美しい滝の全体像を見るには反対側のブラジル側がうってつけです。入口から森の中の遊歩道を進むにつれ、徐々に近づいてくる滝に胸が躍ります。遊歩道の先、滝に1番近づいたときには壮麗な滝が目の前に広がりますよ。ダイナミックで多彩な滝を楽しめるのはブラジル側ならでは。滝の大パノラマと言ってよいでしょう。また、その壮麗な滝の横には展望台があり、滝に近づいてその迫力を間近で体感することができます。滝が上から降ってくるように感じるかもしれません。さらに、エレベーターで展望台の上に上がりましょう。エレベーターを上がったところは写真撮影で人気のあるところだそうです。絵葉書やポスターは、よくここから撮影されています。壮麗な滝が何本も連なる様子を、上からみることができます。
アルゼンチン側からの楽しみ方
アルゼンチン側では、この一連の大瀑布のメインともいえる「悪魔の喉笛」を間近で見ることができます。この「悪魔の喉笛」は必見で、アルゼンチン側でないと目の前で見ることができません。突如として現れる、轟轟と流れ落ちる滝に驚くことでしょう。ずぶ濡れになるほどの近さまで滝に近づくことができます。
隣の人の声も聞こえにくいほどの轟音です。この「悪魔の喉笛」という名前は、「ゴー」という水の落ちる音が悪魔の声のように感じられるからなのでしょうか。確かに滝壺をのぞき込むと吸い込まれそうな恐怖も感じます。よく晴れた日で条件が揃うと、滝に虹がかかって幻想的な風景に出会うことができます。
アルゼンチン側から観光する際は、国立公園の入口付近から滝の付近まで15分ほどトロッコに乗ります。運賃は国立公園の入場料に含まれています。トロッコなので風が気持ち良いですよ。トロッコから降りて10分ほど遊歩道を歩くと、「悪魔の喉笛」が姿を表します。
旅程等の都合上どちらかの国側からしか観光できない場合は、アルゼンチン側の観光をおすすめしますが、せっかく遠い南米まできたので、ぜひどちらも観光してください!その場合は、クライマックスの「悪魔の喉笛」があるアルゼンチン側を後にして、ブラジル側から先に観光することをおすすめします。
なお、どちらの国側から観光しても、風向きによって滝からの水しぶきで全身ずぶ濡れになります。入場ゲートに売店があるのでそこでカッパを購入できますが、持参してもよいでしょう。
アルゼンチン側には「悪魔の喉笛」へ向かう遊歩道とは別に、アッパーレイルとロウワーレイルと呼ばれる2種類の遊歩道があり、周辺のジャングルに覆われた美しい滝の姿も見られます。日本人の想像するような、これぞ南米!というような豊かな自然に囲まれています。世界遺産のため森は最低限に整備が抑えられており、日本では見かけないような珍しい動物を観察することができます。ただし、どれだけ可愛くても餌をやるのは厳禁です。
大迫力のオプショナルツアー!
今までご紹介した観光で充分楽しめますが、せっかく南米まで来たのだからもっともっと楽しみたい!時間もある!という方は、ボートツアーに参加してみましょう。なんと滝壺にボートで近づきます。轟轟と落ちる滝を下から眺めることができますよ。ずぶ濡れになるので、カッパを用意するか水着を着用してください。
また、ヘリで滝を上から堪能するツアーもあります。広大な国立公園と滝の大パノラマをぜひ楽しみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。日本から南米へはスムーズにいっても丸一日ほどかかりますが、それだけの時間とパワーを使っても来てよかったと思える絶景が待っています。ファイブスタークラブではイグアスの滝だけでなく、他の都市や国を含めて巡るツアーも扱っています。スタッフも経験豊富なので、ぜひ気軽にご相談くださいね。