スリランカの中の南インド？！☆タミル文化が栄えた北部の街、ジャフナ訪問☆世界遺産のシギリヤロックとアヌラーダプラ遺跡観光☆＜安心の日本語スルーガイドがご案内＞

スリランカ北部の町ジャフナは、私たちのイメージするスリランカとはちょっと異なります。ジャフナには南インドを祖とするタミル人が人口の多くを占めます。スリランカ国民の7割弱を占めるシンハラ人は主に仏教を信仰しておりますが、ここではヒンドゥー教徒が大多数を占め、異なる言葉や食文化を垣間見ることができます。しかし1948年のスリランカ独立後、タミル人たちの独立運動が盛んになり、内戦の道へと進んでしまうのです。1983年から続いた内戦は長らく観光客を遠ざけていましたが、2009年の内戦終結後、急ピッチで観光整備が進んでいます。ジャフナの町は今、新しいスリランカのデスティネーションとして、注目を集めているのです。

スリランカ北部中央に位置するアヌラーダプラは、仏跡と史跡に富んだ世界遺産の一つです。今から約2500年以上も昔、スリランカ最古の都・アヌラーダプラは、仏教の中心地として栄えました。その後、紀元10世紀頃まで都の繁栄は続きましたが、度重なる南インドからの侵略により、その長い歴史は幕を閉じました。都としての役割は終えましたが、今もなお仏教の巡礼地の一つとしてスリランカの人々の大切な土地であることに変わりはありません。天を突くような、巨大な円型仏塔（ストゥーパ）の周りでは、祈りを捧げるスリランカの人々の姿が。彼らの敬虔な信仰心と、遺跡に刻まれた悠久の歴史が、訪れる旅人の心も穏やかにしてくれるようです。