★人気エアライン・エミレーツ航空利用★★☆ポーランド・スペシャル7日間☆クラクフ3連泊とワルシャワ＜朝食付き＞

クラクフ郊外にあるアウシュビッツは、ナチスドイツによるユダヤ人強制収容所。もともとはポーランドの政治犯を収容するための施設が、後にユダヤ人を次々に収容し虐殺するためのまさに「殺人工場」と化し、計130万人ものユダヤ人が殺されたと言います。別天地で幸せに暮らせると騙されて列車で連れて来られたユダヤ人たちは選別され、強制労働かガス室行かが即座に決定されたとか、あまりにも悲惨な説明を聞かされるのです。毛髪を編んで布地にしたとか、メガネや靴や鍋や皿の信じられないほどの山。今から70年ほど前に実際に起こった狂気の出来事を目の当たりにすることで、訪れた者は皆が平和の大切さを再認識させられるはずです。

戦後の復興は旧市街の街並みの再現が優先されたために旧王宮の完全な復元は1988年まで待たなければなりませんでした。まだ30年くらいしか経っていないにもかかわらずその堂々としたたたずまいはヨーロッパ中世の最も美しい宮殿のひとつと言われたころそのままの完成度です。真正性を重視する世界遺産の選定基準を覆して登録されたことが何よりの証です。現在は博物館になっており一部国外に持ち出されて難を逃れた貴重な美術品や調度品も展示され当時の王族の絢爛豪華な暮らしぶりをうかがい知ることができます。中でも王冠の間、大理石の間、国王のコレクションだったレンブラントの作品、そして歴代の22人の王の肖像画は必見です。